七七日横丁

この世とあの世とその世

ある女の人生

 

0歳:双子の兄とともに誕生。両親は衣食住は保証してくれるがそれはそれとして躾と称して子供に手を出すような人だった。日向悠二神が作りたもう容姿をしていた人間の例に漏れず冒険者に憧れる。

4歳:戦争が始まる

5歳:住んでいた町が戦渦に巻き込まれ、自宅も襲撃される。傭兵に強姦される。兄に何とか助けてもらい、二人で傭兵を殺す。その後兵士たちが去るまで床下の中で息をひそめ、捕虜になることもなく生き延びる。

6歳:飢え死にしかけながらも、何とかある家で下働きとして雇わせてもらう。しかし寝床は納屋で、家畜同然の扱いを受けながら生活する。

7歳:再び住んでいた町が戦場と化す。兄が建物の下敷きになり下半身がつぶれる。自らの手で兄の介錯をする。

同年:おじいさんに拾われる。その頃には自我を崩壊し、自身を死んだ兄だと思い込んでいた。

8歳:ある巫医の元へ他2名の孤児と共に移る。

10歳:ハイ・ラガードに寄る。銃士の家の双子の赤ちゃんを見たことで精神が安定、銃士側も彼女の才能を見込んで養子に取る。

13歳:義両親が樹海内の事故で死亡する。その為自身で弟妹を養う必要に迫られ、両親が死んだ原因である樹海内で猟をするようになる。

14歳:弟妹の生きる時代を平和なものにするため、弟妹の生きるハイ・ラガードを戦渦から遠ざけるために、戦場に出る。

15~20歳:戦場に立ち続ける。「黒い死神」の異名を敵軍から与えられるほどだったが、終戦一年前に腕を負傷し退役する。一生つつましく暮らせるほどの年金を貰う。

21-23歳:戦後のPTSDに悩まされる。精神を徐々に崩していく。ハイ・ラガードの英雄になったことで、国の重要文書を読むことを許可され、初代公女の残した遺伝子研究を閲覧、理想の自分と兄上を作り出し、自分のみじめったらしい人生の代わりに楽しい理想的で素晴らしい人生を送らせようとする。

24歳:(※本編スタートの直前)兄役の新ガンナーを解釈違いとつねったところ、妹役の新ガンナーに殺され、死体を樹海に埋められる

 

その後……?

・メディックの少年を唆しカースメーカーにする

・死んだ男を「闇の眷属」として復活させる

・あるドクトルマグスの男性に執着する……?