「はえ~~ここが東京駅ですか~。まあエキナカ充実してるんで外には出ませんが。何かめっちゃ椎名林檎が好きそうですわね~~。とにかく観光楽しみますか~!!」
「ハァ~~~サイゼと言えば!!ドリンクバー全種混ぜですわね~~!!おほほほほほほ!!!」
「はぁ……念願の刀剣博物館に行けたというのに、何故私はこんな女(※元部下)とサイゼ飲みをしなければいけないのか……」
「ヴァーリ、今日も可愛いね♪君の瞳に乾杯☆」
「やかましいわ気持ち悪い!!」
「Fulijaちゃんだっけ?君は何頼むの?」
「いつ自己紹介してたんだよ」
「Dau aava þiinen, nëþü!!! Dau nëþüvä aahu sünä!Dau aava fälükünëþü!!!」
「ワインだってー」
「いつ言語習得したんよ」
「博物館では暇すぎて椅子で爆睡していたのにサイゼに来たら水を得た魚のように浮かれおって、これだからガキは……」
☆☆☆☆☆☆
「中国茶がお好き?すみません、中国茶はさっぱりなのですわ。あんなに叩き込まれた茶道の作法もわたくしすべて忘れましたのに、中国茶を」
「作法なんて気にしなくていいよ!あたしの泡法も茶芸師が見たらぶっ倒れるレベルでひどいから気にしないで気にしないで!美味しくお茶が飲めればそれでいいんだから!!!」
「なるほどですわねぇ~……。にしても、この声のデカさ、この好きなものを語ってるときのキラキラ感、どっかのお馬鹿さん(※しまあじ)を思い出しますわね~……あいつ、今頃何してるんでしょうか」
「という訳でわたくし参戦ですわ!!!!目の色にクッッッッソ雑な修正入ってて草ですわ~~!!」
「何か越えちゃいけない世界線全部越えてませんでした!?!?」
「わたくしはわたくしの好きなようにやらせていただきますわ~!!おほほほほほほほほほ」(※アトラスに怒られない限り)
「というか、かんぱちさん、途中で他のギルドメンバーに会ってませんでしたか!?うわ~羨ましい!!『うちよそ』交流はそれぞれの世界観とか人間関係とかが直に関係するから、ハードル高いんですよ~~~~!!!!」
「へー」(興味ない)
「この人、想像の十倍アクティブだな……」
「かんぱちお姉さま~!!おかえりなさいませ!!」
「おほほほほほ!!誰ですか~~~!!!」
「キャラ被ってね?」
「あら、わたくしのこの口調はかんぱちお姉さまリスペクトですわ♪」
「リスペクトの結果キャラ被りとか言う一番の災厄起こしてて笑えない」
「……!!」;;;;;
「草ですわ」(気にしてない)
☆☆☆☆☆
「次のミッションは地下11階、12階の地図を完成させることだ」
「三層の探索を始めるハマ~。みんな、構造は覚えている?」
「ふんわりと?」
「エトリアの樹海、何故か異様に地図覚えてるんだよなぁ。新鮮味に欠けるっちゃ欠けるんだけど……アトラスが新作出さない限りしょうがないか!!」
「お、震えてる兵士発見」
「ハイラガならともかく、エトリアで衛兵が派遣されるのは珍しいよな」
「ハイラガは衛兵を派遣しては全滅させてたからね~。人権って何だろう」
「地図貰えたわ」
「エトリアは踏破済みのところじゃないと、FOE見えないから、嬉しいようなそうじゃないような……」
「FOEの巡回通路は気を付けていかないとな」
「そうね」
「って言った傍からさあああああああ!!!!」
「うーんこれはあれか。全滅して、地図と踏破情報を記録するのが最適か」
「ハマ」ぶちっ
「ちょっと。何電源消してんの」
「いや、だって糸禁止旅だし、ここまで来たら終わりかなって」
「DS版では地図だけしか残せないからそれでも良いけど、リマスター版は踏破情報残せるんだよ」
「……」
「……」
「捨てないで」
「捨てないよ?」
「びんはまてぇてぇ」
「やかましいわボケ」
「そんなこんなでやっていたら、まいわしが遂にあの技を覚えました」
「医術防御……初代世界樹ぶっ壊れの代名詞……と言うより、後半のゲームバランスが最早医術防御が前提になっている……」
「一列にならべぇ!!配給の時間じゃあ!!」
「従軍看護師時代の癖が出てるぞ……いや、お前本当に従軍看護師?戦っていた方じゃなくて?」
「看護師の方だが??」
「……とーもーかーく!!医術防御と防御陣営の重ね掛けで大分安全に戦えるようになったな……低レベルなのにこの威力か」
「キャンプ処置もぶっ壊れだし、ヘヴィストライクと医術防御がアレだし、メディックのパワーバランスえぐいねぇ~。ま、2はドクトルマグスと回復アイテムに食われ気味になるし、今だけ許してっちょ~」
「地図が完成しました。ヤッタネ」
「まだ全然完成してない気もするけどね」
「はまち、こういうのは多少の誤差を用意しないと駄目なのよ。壁を書かない人、床を塗らない人、色んな地図の描き方があるからね」
「大人の事情ぶっちゃけるね~!!」
「地図の描き方にも個性の出るゲームだから仕方ないね」
「メタ発言はその辺までにしておけ」
☆☆☆☆☆
「はてさて、12階を探索していたところ」
「入っちまったねぇ~。蟻の巣に」
「うっ、頭が!!俺はゼウス(※既プレイ勢)だからめっちゃ匂わす!!めっちゃ匂わすからなーーー!!!!」
「世界樹中間の難関だからねぇ」
「はまち、韻踏んでんじゃん。ラッパーになれるよ」
「oh~びんちょう順調♪」
「なんだコイツ」
「にしても蟻のFOEばっかだなぁ。蟻の巣だからか」
「あまりにも意味のない台詞~」
「この宝箱付近にいる蟻はいいよ。でも、何か前世の記憶が警告してるんだよなあ……」
「あーそうそうこれこれ」
「姉さん何呑気に言ってんの!!糸無し旅だから、帰り道分のTP残しておかなきゃいけないの!!」
「うーん、これは数の暴力アメリカ軍」
「まいわしも微妙にのほほんとしないで!!」
「くっ……何か微妙にTPに余裕のある後衛組め……!!」
「にしても、蟻FOEが次から次へと湧いてくるね。これ、どんなギミックだったっけ?」
「あいつだよ、あいつ」
「あいつがボス猿って訳ね」
「倒す?」
「いや、せっかくかんぱちも加入したし、あたしたちも今適正レベルに達してないし、もう少し泳がせておこうかな」
「湧き出るFOEでレベル上げか。それもありだな」
「でも、それで大丈夫なの?今切り抜けられないとまずくない?」
「まあ、それはね……ショートカットの場所覚えてるので」
「ほら、ここ」
「ゼウス(既プレイ)~~~!!!!」
「そしてショートカットがここにあるということは……」
「ボス部屋もここにってね」
「女王蟻か~。あの、推しの子一期のED歌ってた」
「それは女王蜂」
「急に流行に乗ろうとしないでよ。推しの子二期ももう終わるというのに」
「放送終了してるぞ、びんちょう」
「アッチャーー!!」
「見てたん??」
「最近面白かったのはダンジョン飯!!」
「くっそほど趣味が分かりやすいな……」
「さてボス部屋までたどり着いたことだし、しまあじたちにバトンタッチして、私たちは休むとしますか」
「休みの間何するん??推しの子見るの?」
「クレヨンしんちゃんに決まってるじゃん」
「お願いだから世界樹に関係する話して」
「あ、そうだ。あれの準備は出来てる!?」
「……?ああ、大丈夫だ、問題ない」
「おっけー!!じゃあ戻ろう!!」
☆☆☆☆☆
「というわけでして、初めて行った刀剣博物館はクソほど混んでいたのですわ」
「凄い、なんもおもろくない感想」
「混んでたって……刀を見た感想とかないの?」
「刀って実用性のあるものなのに、何故あのように展示するのかまるで分らなかったのですわ。それは本来の用途を成していないのと思うので、まさにナンセンス!!と言ったところでせうね。まあ一緒に行った目黒ショーグンは凄く興味深そうに見ていましたが……」
「かんぱちの場合文化的価値、芸術的価値が分かるくせにそういう考えを持ってるから、質が悪いんだよなぁ」
「おほほほほほほほ!!」
「かんぱちーーーー!!!!」バーンッ
「うわああああ!!いきなり扉が開いたと思いましたら……ってそれは?」
「かんぱちお帰りなさいキャンペーンで色々買って来たんだ。お酒におつまみ、素敵なものを何もかも」
「わたくしのために……?」
「大事な仲間のお帰りでしょう?盛大に祝わないとね」
「そういうかんぱちは勿論お土産買ってきてるんでしょ?」
「そうですが……」
「じゃあ今晩はそれも貰ってお祝いだな。明日は探索もお休みだ」
「……有難う御座います」
「かんぱち、お帰りなさい!!」
「……ただいまですわ!!」
(感動の再開みたいな空気になってるけど、話を聞く限りブシドー解禁まで普通に旅行してきただけな気がすんだよな)
(まあ……野暮か……)
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友情出演
Fulijaちゃん(観測世界の住民)
大紅袍ちゃん(ギルド:臨海茶館の冒険者)
(許可してくれたすずたん、どうも有難う!!)