七七日横丁

この世とあの世とその世

あ、ゼウス!!:寿司の帰郷(ネタバレあり)

nanananoyokotyo.hatenablog.com

 

「ハァ……ハァ……金じゃ!!金を稼ぐんじゃぁ!!!」

「ちょっとチリ!!あんた守銭奴キャラだったの!?」

守銭奴キャラというか、あれでしょう?」

「え……世界樹の迷宮アクスタの再販?」

(話題を呼んだってなんやねん……)

「チリは毎度毎度全種セット購入したいと思ってるのに、買えないんだよ」

「そうだったのか……総額幾らだ?」

「僕は計算しないよ」

「チリ、気持ちはわかりますが、焦っても本末転倒ですわ。今回は他のアトラスゲームもこの形式でアクスタを販売するそうですの。ということは、冒険者アクリルスタンドの評判が良かったということ。……まだ、次もありますわ」

「……そうだね、命大事にだ。樹海の中だもんね。……悔しいけど……」

ゴトッ

「ん?君今何か落として……」

 

 

 

 

 

 

「……何?」

「こ、これは……いつでも振れるように??」

「樹海の中で??????」

……チラッ

「……まあ、いずれ」

「分かるときが来ますわ」

「……一体誰に似たのかだけ、察しは着いたよ」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「相変わらずここは蒸していて、嫌だな……」

「湿気があると疲れやすくなるからね。みんな、水分補給しながら進もう」

「水分補給……となると、次の目標はやっぱり地下8階のアレ?」

「宿屋スポット、湧き水」

「今回は糸縛りだから、宿屋の代わりには使えないけどね~。くっ……あの糸目に金を注ぎ込む日が来るとは……」

「け、計算方法他のナンバリングと統一されたから……。糸が使えない分一回の探索が長くなりがちだから、早めに使えるようになりたいところだね」

「あ、ウーズ!!」

「ダン💥ダン💥ダン💥シャーン🎶ウズ🌝ウズ🌚ウズ🌝ウズ🌚ウズ🌝ウズ🌚ウ〜〜〜ズ⤴ウズ🌝ウズ🌚ウズ🌝「うるせえ!!!」

「こいつ、キャンプ処置取得してからほんっとうに調子に乗ってるぞ!!」

「2層はダメージ床あるからねえ。キャンプ処置が強化された今、一番恩恵を受けるタイミングというか……」

「だとしてもウキウキマンボ過ぎるでしょ」

「……さっきから俺死に過ぎじゃね?」

「レベリングの問題……?今まで2層に入った時はレベル18だったもんね」

「今回はまだ16くらいだから、微妙に適正レベルに届いてない感じか。無理もないわね」

「大丈夫、僕が守るよ!」

「お前のフロントガードで守ってもらってこれなんだよ」

ダン💥ダン💥ダン💥シャーン🎶スモ🌝スモ🌚スモ🌝スモ🌚スモ🌝スモ🌚ス〜〜〜モ⤴🌝

「被弾しないからって後ろで調子に乗るんじゃねぇぞ代わりに前衛に出やがれ大馬鹿野郎」

「ガハハ」

「扉の前のFOE……全知全能の神ゼウスだから知ってるけど、これ一歩前に来ると追跡モードに切り替わるんだよね」

「これ、やっぱり一度戦闘に持ち込むしか解決策って無いのかなあ」

「あ、はまちとまいわしがテラーに」

「あばばばば」

「ハママママ」

「ざまあみろ!!!!」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「えんがわがよく死ぬ以外に変なことは起こらなかったので、地下七階に下ります!!」

「びんちょう……?」

「ゼウスだから、近道の場所もばっちりチェック!!」

「というか今回リマスターだから、もしかして……」

「すっげぇ~~~~ダメージ床の色分けができるぞ~~~~!!」」

「色分けできないままエトリア踏破したの……あたし達まじでよくやったよね」

「それな」

「強化されたキャンプ処置で、TP回復したまま安全に進めるしね!!良いこと一杯だ!!」

「ヨカッタナー」

「えんがわが微妙に不幸だと、何故かしっくりくるんだよな……よくある不憫キャラみたいなキャラ造詣しているからかしら」

「レベルが足りないからか、普通のモンスターにも苦戦するね……」

「えんがわには奇襲阻止を、はまちには早めに警戒歩行を取ってもらったから探索は比較的安全だけど、戦闘はねえ……」

「戦闘は長引いても基本良いことないからねえ……。この先がちょっと心配かも」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「目標の8階に着いたわけだが……これがリマスターかあ~~~!!」

「ちゃんと泉の水が枯れているぞ!!」

「泉が復活した時の様子も早く見たいわね~」

「泉が止まってる原因は何処にあるんだっけ?」

「一つ上の階だね。FOEがいるんだけど……今のレベルで倒せるかな?」

「ま、やるだけやってみようや」

「「あ」」

「「ああ~~~~~」」

「……えっと、前回の探索の時はどうやって倒したっけ?」

「あっちがアクションを起こす前に、しめさばにアザステして焼き払ってもらったな。

「だからか……奴に苦しめられた記憶がまるで無くて、緊張感が微妙に足らんのは」

「……今、アザステは覚えてないな。先に奇襲防止にSPを注ぎ込んでいる」

「それはそれで正解だけどね。奇襲を食らったら全部終わりだから」

「で、これが泉の魔物ですが……スクショを取るのを忘れましたが、一発ではまち(パラディン)のHPが9割ほど削られます」

「ハ、ハマ~~~!!」(へばっている)

「くっ……これはリザレクトのために取得したキュアⅢを使うべきなのか!!」

「なんでも良いから働け!!」

「攻撃ソースは私の雷術式とびんちょうのチェイスね。向こうの攻撃も苛烈だけど、倒せない相手では……」

「あ」」

「あの」

「うわあああああ!!!!ばかばかばかばかあほあほあほあほあほあほぐわらぐわらぐわらぐわらびょうびょうびょうびょうびょうびょうびょうびょう」

「何で最後江戸時代の犬の鳴きマネした!?」

「え、えんがわがここまで取り乱してるの初めて見たかも……」;;;

「……まいわし、後でえんがわに高い酒奢ってやりな」

ドンペリ!!ドンペリ入れさせていただきます!!!!」

「ま、まあ経験値は後で追いつくとして……」

(自力で立ち直った。流石リーダー)

「ひとまずこれで枯れていた泉は復活したかな」

「リマスターされた泉がどうなってるかっていうのは気になるね」

「覗いでいくだけ覗いていきましょうか」

「オッケー!!まあ糸が無いから歩いて帰らないといけないんだけどね~」

 

 

 

 

 

 

 

「「……」」

「えーっとえんがわ、次はアザーズステップの習得をお願いいたします」

「了解でありんす」

「過度に調子に乗るのはこれっきりにしようと思います」

「「反省出来て偉い」」

続くんじゃ