七七日横丁

この世とあの世とその世

ちなみにデンマークに雪は基本降らない:びんちょうオデッセイ(ネタバレあり)

「雪……かぁ」

「雪……すねぇ……」

「見て見て―!!スノーエンジェル!!!」

メープルシロップ持ってきて良かった!!美味しい~~~

「みんな、めっちゃ元気だな」

「ちなみに雪は結構汚いそうよ」

「そんなの今更でしょ。私がこの樹海でどれだけのものを食してきたと思ってんの?」

「誇らしげに言う事??」

「ベニマグロ王国(はまちのいた王国)では、雪は頻繁に降っていたんだっけ?」

「そう。だから毎年騎士で雪かきしなくちゃいけなくて、これが凄く大変だったんだよね。だから正直雪はこりごり。氷だけにね!!!!」

「……」

「……」

「……日比谷さんに教育方針について伺ってくるね」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいそれだけはやめてください」

「……」

「そんで、あんたはどうしたの」

「……なんかこの層、俺は無理かも」

「えんがわの冴えわたる第六感が何か言っている……」

「芸術センスは壊滅的だけど、感受性だけは豊かなんだよね、こいつ」

「えんがわはキツイかもね。なにせ、ここの世界樹は未だに第三層までしか冒険者は到達出来て無いんだって

「エトリアよりは、三層に人が上がっているような気がしなくも無いけど……それって三層でみんな死んでるってことだよね

「なんかくらくらしてきた……」

「でも頑張ってね、こちとらようやく大爆炎覚えたんだから、アザステして貰わないと。……本当に無理そうなら、コハダさんに頼もうか」

「いや、でも俺もみんなと冒険したいから頑張るよ」

(照れ)

(照れ)

(照れ)

(照れ)

「モンスターは今のところ、アザステ大爆炎+チェイスでほとんど一掃できてるね」

「エトリア終盤辺りから、ソードマンの運用に悩んでたんだけど、やっぱりチェイスは雑魚狩りには最適だなぁ」

「私達特にやること無いね~」

「本当にね~」

「フカフカしてる魚やなぁ!!!」

(この魚、世界樹の手描きMADでケミ姉とセットで出てきたよね。見る度にこ思い出しちゃう)

「まいわし、何か言いたげね」

「別に!!!」

「全体術式もチェイスもTPのコスパが悪いから長く探索を続けられないのと、ところどころ雷弱点のモンスターがいて、仕留め損ねることができない場合も多いから、油断は禁物ね」

「ところで姉さんはどうして炎の術式から伸ばしていったの?」

爆発が好きだから

「……そうなんだ!」

「この姉弟、本当に考えるのすぐ放棄するな~」

「そして11階はFOEが多いな……しかも飛行型と来た」

「う~ん、結構厄介!!あからさまに置かれた宝箱なら後で来るか、てなるけど、結構進行方向も邪魔してくる!!」

「……もしかすると、FOEの位置を移動できるバードやペットを連れてきた方が良いかもしれないな」

「でも、あんたはアザステ大臣だから駄目だからね」

「はいはい、わかってるって」

「「……なるほど???」」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

FOEを何とか潜り抜け、抜け道も見つかり、12階です……ってちょ!!」

「うわー、滑るなーー!!」

「あ、いや私そういうの得意じゃなくて」

ぎにゃー!!転んだ!!

「……」スーッ

「滑る床は地図の色分けがされない!!やっぱダメージ床だけ特別だったんだ!!」

「……今気がついたけど、地図の色って濃い緑じゃなくなってるのね」

「昔だと水色の床ブラシがあったから、それを使えってことなんだろうけど、今回はマップの色が青でマップもアモロに合わせてる?」

「どのみち色分けされる基準とそうじゃない基準は解らないなあ」

「最初の扉を止めたら早速呼び止められました」

「せ、せっかくここまで来たのに……!!これじゃあ明日は筋肉痛だよ!!」

「私達インドア派がどんなに頑張ってここまで辿り着いたと思ってんの!!」※序盤も序盤

「ミッションを真面目に受けない我々が悪いんですけどね」

「もうっ!!別に手を貸したいから貸してるわけじゃ無いんだからね!!そうしないと先に進めないだけだから!!」
ツンデレはまち。略してツンはま」
「今回はその雪みたいな花を探せば良いのね。自分用に幾つか回収しておこ

ハイ・ラガード衛士死に過ぎじゃね???

「未知の迷宮であることはしょうがないけど、それにしては衛士を送っては毎度殺してる気が……」

「目的が違うからな。エトリアはあくまで樹海に冒険者を呼び込むことそのものが目的になっていた。しかしハイ・ラガードは空飛ぶ城を見つけ、大公の病気を治すことを目的としている。そりゃ後者の方が迷宮への調査は死に物狂いになるさ」

「全く……たかが一人の命を救うためだけに、何人犠牲にしているんですかねぇ」

「あ、いたの?」

「びんちょう様がこういった話に一切関わらないという事でしたので、面白いと思い仕事を代わっていただきましたわ」

「凄い失言しそう。というか、今もぶっちゃけ失言してるよね

「かんぱちは誰かのために別の誰かが犠牲になるのが嫌なタイプか」

「いえ、なんでもいいから野次を飛ばしたいだけですわ」

「迷惑な奴~~~~~」

「反省しろ!!」

「誠意を見せろ!!」

「解散した方がいいんじゃないか!!」

いつからここは国会になったんだよ

「本当にいつも楽しそうだな、あの子たちは……」※通りすがりのしらすサヨリ

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「びんちょう達が進んでいる間にクエスト諸々をクリアしていたのですが、なんと新ヒロインが二人も登場しました。一人目はこちらの薬泉院の助手さん。ちょっと真面目で気が強いところもありますが頑張り屋さんです」

「もう一人はこちらの宿屋の娘さん。どうやら俺たちのことをとても慕ってくれているそうです。にしんよりも幼い可能性があるので、俺たちが手を出したら犯罪そのものですが、将来に期待です!!」

「ふ~~~ん迷宮迷宮言っておきながら、まだ女の子に興味あるんだ~~~」

「なりたてだしの。この先人間らしさを残したまま迷宮人になるか、性欲をまるっと全て失うかはまだ誰もわからないのじゃ」

「今後俺たちの旅路で一体どのヒロインのルートに行くのか、こうご期待くださいね!!」

 

続く!!