「筋肉モリモリマッチョマンを倒した!!すなわちハイ・ラガードの地でやることはただ一つ!!それは樹海の全てを解き明かすことぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「スーパーハイテンションジエンド祭りの開幕だぜ!!」
「鬼力化+ツバメ返し&跳弾のコンボを覚えてからは、ターン制限系もジエンドに頼ることなく、達成できるようになってきました!!」
「わんわん!!」
「スーパーハイテンションジエンド祭り終了」
「即死ドロップがまだあるからね??」
「ついでにジャガーノート4人撃破も達成してきました」
「ゲームを詰むレベルで苦戦した相手に善戦できるようになるのは、嬉しいね~」
「サラマンドラも撃破したよ。手ごたえ無く倒せちゃったけど、適正レベルってどのくらいなんだろう……」
「エトリアではワイバーン討伐クエストが出てたけど、今回はそういうのも無かったしね。レベルで殴った感が否めないけど、良いか」
「……さて、そろそろアレをやらないといけないな」
「そうだったね。そろそろ向き合わないと」
「「ディノゲーター狩りをよぉ……」」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「えーっと。それじゃあわたくし達は、無限に30階を歩き回り続けて、例のワニと遭遇し討伐する……ということで」
「30階の敵を倒すだけでも大変なのにこれをずっと……しんどいね」
「しかもでぃのげーたーは低確率じゃからのう。まあ雑談でもしながらやるとするかの」
「随分気楽そうっすね」
「まあ、妾だし……」
「睡眠の呪言が強い、という噂はかねがね聞いていたけど、凄いね。雑魚敵には高確率で入るよ」
「からの妾(真竜の剣装備中)による睡攻大斬のコンボが中々凄いのう。ここに来てようやくドクトルマグスとカースメーカーが本領発揮、とはなあ。今後に期待じゃ!!」
「ドクトルマグスの鬼力化、かなり化け物ですわね。ブシドーも首打ちではなく、ツバメ返しをメインのダメージソースにしてから、かなりの無双っぷりを発揮しています。Ⅱのブシドーはぶっ壊れ……と言われてもしょうがないですわ」
「ドクトルマグスも使い方が難しいだけで素早い回復に、鬼力化、別の状態異常要員は必須じゃが巫剣とかなり優秀じゃなあ。惜しむべきはこれが最後の図鑑埋めの最中にわかったことじゃ……」
「カースメーカーの睡眠も、もう少し早く気がついていたらゲームバランスが変わっていたかも」
「プレイ中は探索メンバーの入れ替えがほぼ無かったからなあ」
「……」
「……」
「……」
「話す話題、尽きたのう」
「かんぱちさん、なんか面白い話してよ」
「話の振り方、最悪ですわね」
「うーん。じゃあ恋バナでもしよう。はまちは好きな人とかいないの?」
「唐突だねぇ。好きな人はびんちょうとはまちとえんがわとまいわしと姉さんだよ」
「なんで自分もカウントしてんだよ」
「そうじゃなくて恋愛対象と言う事じゃ。好みのたいぷとかはおるのか?」
「まだ恋とかわかんないよ~」
「うーん、例えば貴方はびんちょう様とずっと一緒にいますよね? 彼女のことはどう思っているのですか」
「びんちょうには凄く感謝しているよ。僕を貴『冒険者』にしてくれたんだからね。一緒にいるのも、びんちょうと一緒にいるのが一番楽しいからだよ。恋愛感情とかじゃないね、恋人にするのは……キツイっす」
「びんちょうをスイープトウショウみたいに言うな。あいつ大人しくゲートに入るタイプだぞ」
「そういうかんぱちは、今好きな人はおるのか?」
「にしんちゃんですわ♥」
「うん、有難う♥(ヒラメ……南無三)」
(双子キャラって結局双子の相方がかっぷりんぐとしては一番しっくりくるんじゃよな)
(でも最近、かんぱち百合だけじゃなくておねショタの趣向も芽生え始めたらしいし、希望はあるんだよな……多少)
「ハマー」
「恋バナで大いに盛り上がったところでしたが、修学旅行の夜生徒たちの見回りをする先生ことディノゲーターさんにフルボッコにされました」
「せっかく会えてもボコボコにされたんじゃ元も子もありませんわ」
「戦い方自体は睡眠にさせまくり、その間に攻撃を加える……しかないんじゃがなあ」
「強いだけなら構わないんだけど、出現率が低いのがなあ……。戦い方を模索できないのが残念」
「色々考えた結果、全員『斬撃のお守り』を二つ付けることにした。つまりはまちは全裸だ」
「……」
「こういう時に限って、男女混合、しかも女子は普段組んでない面子!!」
「お、お気を強く!!わたくしははまち様の全裸なんて少しも気には致しませんわ!!」
「ボクも!!大丈夫、はまちに性的魅力は一切ないよ!!」
「心無い言葉を掛けられています」
「妾も気にせんぞ~。なんならそこにいるえんがわが、まだちっさかった時に、風呂に入れてやったくらいだからのう」
「シャラアアアアアアアアアアアアップ!!!!!!」
「何度も何度も死ぬので、遂にミストの重ね掛けをするようになったぞ」
「効果ありましたね。辺り一面の空気が混じり合って最悪ですが」
「戦法はともかく眠らせまくることです。高確率だけど確定と言う訳でも無いので、睡眠が入らなかったらアザステ呪言。それでもだめだったら気合で頑張ります」
「戦力は鬼力がかかったわたくしのツバメ返しですわね。うーん、ぶっ壊れ」
「妾は余裕があれば攻撃に加わるが基本は補助じゃ」
「か、勝てた……!!」
「勝てたことによる嬉しさよりも、これでディノゲーターを探さなくても良いんだという徒労感の方が強いですわ……」
「色々な戦法を試したかったけど、遭遇するまでがまずしんどいからね~僕全裸だし」
「でもこれで冒険に終わりが近づいて来ちゃった感じがあって、少し寂しいかも」
「せっかくカースメーカーとドクトルマグスの連携が取れてきたところだったのにのう。……また一緒に冒険、しようではないか」
「……うん!!」
「あら~~~♥」
「そのあら~~~はなんなんだよ。にしんと自分以外のカップリングも範囲内かよ」
「どうでもいいけど、早く帰りません?寒いっす」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「みんなのお陰でディノゲーターの図鑑を埋めることができたよ!!あとは残りの図鑑埋めを……!!」
「これ、ツブに装備させて良いか?」
「……」
「いやそ~~~~」
「武具図鑑埋めが一番大変~~!何せ必要な素材が多すぎる~~!」
「攻略無しでクリアした人いるのかな……?」
「まあ、やるしかないだろ。なんやかんや」
「なんやかんややるしかないよね」
「意外な見落としもなんやかんややるしかないものね」
「た、大変だった……!!」
「Ⅲ以降武具図鑑が撤廃された理由がわかりましたわ……!!」
「コンプアイテムも貰いました」
「こうやって優しい言葉をかけられるのは嬉しいであります!!まあ自分の祖国は本当にハイ・ラガードですが!!!!」
「いやなんでお前がエンディングにいるんですか」
「確定で出て来い!!あ、探索中は結構です」
「ともかくお疲れ様~~!!相変わらずレベル上げが中途半端だな~~!!」
「数値がバケモンと化していますわ」
「……エトリアから長い間寿司連盟で冒険をしてきたが、それもここで終わりか」
「そうね~。これからも冒険を続けるにしたって、研究レポートも溜まって来たし、一度休みは欲しいかも」
「……そっか」
「きびなご君が寂しそうです!!」
「な、馬鹿言うんじゃないよ!!」
「うふふふふ……」
「……ところで、最強になったびんちょうは何処へ行ったの?」
「なんか公国土産を買うとか言って先程出て行ったぞ」
「……?」
次回:エピローグ!!華麗に突っ走れ!!