七七日横丁

この世とあの世とその世

触手狩り:逆襲の恵比寿編(ネタバレあり)

「……前回の更新、いつ?」

「前回のエルダードラゴン戦は……3月6日です」

「デ、デンドラムは何をやっているというのか!!攻略wikiになら幾らでも攻略方法載っているだろう!!シノビの多元抜刀とかで瞬殺だろ!!」

「待ってください殿下!!」

「お、お前らは悪名高い丁抹全国寿司連盟』!!!!

「恵比寿たちは今wikiだけじゃなくて、己の力で攻略法を探そうとしているんだぞ!!何でそんなにせかすんだよ!!」

「だって世界が滅ぶかどうかの瀬戸際だし、なにより前回のブログ投稿からかなりの期間たってるぞ……」

「とにかく……これ以上の猶予は認めん…深都のブランドに傷がつくからな……」

「なにが深都ブランドですかぁぁ!!こんなアンドロとフカ野郎どものたまり場に権威なんてありませぇぇえええええん!!!!」

「なんだとぉ……」

「みなさんちょっと落ち着いてくださーーーい!!!」

「す、巣鴨様の嘆きが微かに迷宮の底から聞こえてきた!!」

「ふっ……命拾いしたわね、あんたたち……」

「頼むからまじでエトリアかハイラガ帰ってくれ」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

時は少しさかのぼって――

「えー……というわけで裏ボス君の攻略に移っていこうと思います」

「グロテスクな外見だなあ……」

「そう?私こいつでたこ焼き作って店出すつもりだったんだけど……売れんか……」

「売れるかどうか以前の問題だろ」

「恵比寿、続けてもらっても良いかな?」

「情報を集める限り、裏ボスはギミックボスです。第一形態と第二形態があるんだけど、第一形態が25階にいる触手FOEを倒すことで弱体化できるらしいんですよ」

「なるほど……それじゃあ、裏ボスに入る予定の無い面々で触手を借ることにしようか」

「何にも言ってないのにわかったくれた!!あざっす!!」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「それで、このメンバーですか」

「びっくりするほど謎のメンツだ……」

「ふぉっふぉっふぉ」

「めぐちゃん、田町と隣じゃなくて大丈夫なの?」

「ボクオーン、どういうことだ」

「わかっておったのにのう目黒。あのアンチめぐたまの恵比寿がただで二人を同じパーティーに入れるなどするものか」

「唐突な七英雄パロやめなさい」

「それはそれとして新大久保よりボクオーンの方が呼びやすいんだよな。プレイ日記ではボクオーンって呼んでいい?」

ロマサガ2ファンの逆鱗に触れなければ良いよ」

「それじゃあわしのこともこれからワグナスと呼んでくれ」

「「それは嫌」」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「まずはこいつからだな」

「敵自体は大したことないけど、周囲に宿り木くんが湧くからそこがね……うっ前世の記憶が……」

「そっか。あんたら一敗か」※DS版にてヤドリギ乱入で敗北済み

「なので秘儀!!ギャルメテオ!!!!!」

「メテオって言え」

「言うてあんたそんなギャルじゃないしね」

「勝手に変な名前つけるんじゃねぇよ」

「あんたも一騎当千のこと『第三次大戦』って呼んでるじゃん!!」

「似た者同士ってわけか」

「「HAHAHAHAHAHA」」

「ボクオーン、ちょっと巣鴨様呼んできて」

「地上に上がるのめんどいので無理です」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「触手自体は面倒じゃないけど、むしろそこらへんほっつき歩いてる通常エンカウントモンスターの方が怖いな」

「六層ともなると、あっちも殺意マシマシ二郎系だからね」

「タルシスとか六層やばいらしいよ。パーティーメンバーが全員石になったとか聞くし」

「それは……石化なのでは?」

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「さて、触手狩りの続きをやっていくぞ。上野曰く『壁から生えている目に見つからないように近づいて倒して』……とのことだったが、今のところうまく行ってるな」

「でも上二つの大きい部屋はしんどそう。ひとまず左上からなんとかしていくか」

「左の大部屋について、上野のメモにはなんて書いてあるの?」

「えーっとFOEを誘導させて、触手の退路を消しつつ誘導してね』だそうだ」

FOEと我々の横の座標が一緒になると追ってくるから、それを利用しろということか」

「そして導き出された答えがこれだ!!!!」

「衝突事故とか起こして何度か逃げる羽目になったけど、なんとかなったね」

「スクショが行方不明になり、何言ってんのかわからなくなって大変恐縮です。目黒さんが腹を切ってお詫びするので許してください」

「アモロのショーグンは切腹しないんだよ、お生憎様」

「残るは右上の部屋じゃな」

「ここもFOEに当たらないよう注意!!&目に見られないよう注意!!』らしいが……」

「さっきの赤FOEと違ってこっちは一度見つかると、めっちゃ追ってくるタイプか。だるいな……」

「しかも通常時は低速なのに、こっちを追ってくるときは速度一緒だからね。マジで怖い。ちびりそう」

「ちびるな」

「ってジジイーーーーー!!!!!!!!」

「しかも乱入された!!!!!!」

「逃げろショーグン!!逃げるが勝ちだ!!!」

「覚えとらんわ!!!!」

「な、何とか逃げ切れたけど……ここからどう立ち直そうか」

「石化も厄介だが、我々もダメージ床で疲労困憊だな……」

「ひとまずテリアカβをジジイに……」

「……ねぇわ」

「そ、それじゃあリミットスキルで回復は……」

「何度も逃げてるから、リミットスキルはすっからかん」

「ちなみにHPの回復諸々は……」

「ジジイ頼りですね」

「……ボクオーン、お前スキルポイント1余ってたよな」

「脳みそ賞味期限の切れた豆腐かで出来てんの??ファランクスのTECなんてたかが知れてるでしょ?」

「いやでも頼む!!お前ならできる!!ずる賢いボクオーンこと新大久保!!」

「なーんのおだてにもなってねぇぞ。……ま、やるだけやってみるけど」

「満足か?」

「ごめんなさい」

「……あっ、メディカⅢが荷物の中にあったわ」

「ジジイのことは残念だが今はこれでしのごう」

「満足か?」

「本当にごめんなさい」

「まあそんなこともあったが、なんとかギリギリすべての触手を狩れたな」

「触手を狩るだけなのに、なんか色々なことが起きて疲れたな……」

「ともかく一旦帰って風呂浴びたいっすね。田町は……わかってるよな?」

「誠心誠意二郎を奢らせていただきます」

「二人とも、二郎行く前にジジイの治療ね」

「「はーい」」

「……お前らが楽しそうで何よりだよ」

続く!!