七七日横丁

この世とあの世とその世

リマスターハイラガード冒険デビュー:びんちょうオデッセイ(ネタバレあり)

「……おおっ!!」

「遂に爆誕したわね……最強のびんちょうが!!

(微妙にレベリング力尽きてんのがなんかじわじわくるな)

「な……長かったですわ……!!金輪際レアドロップを確率にするのは止めて頂きたいのですわ!!!!!!」

「これで僕たちの冒険は終わりってこと?」

「俺はまだもうちょい頑張りたい気もするなぁ……」

「とにかく、ボクはもうペイントレードしなくていいのね?」

「最後は楽しんでたけどね、君」

「辛い仕事でもやっていれば段々様になってくるものだからね」

「ところでみんな、この真龍の剣って、全職業が装備できるんだって!!」

「……」

「……」

「……」

「全員分、作っちゃわない??」

「……確かに真龍の剣でトラッピングt」

「ななななななな何を言っているんですか!?真龍の剣ってそもそも竜の逆鱗一つずつ必要な武器ですよね!?!?!?!

「しかも、逆鱗てめちゃめちゃ出にくいやつじゃん!!今回たまたま運が良かっただけで、それでも赤竜の逆鱗なんて十数回以上挑んだわけだし!!」

「じょ、冗談にしては……キツイ、かな……」

キラキラキラキラ

(あ、これ本気のやつだ)

「まあまあ、一旦落ち着けびんちょう。真龍の剣を装備しても、剣スキルを持っていなけりゃ意味がないぞ?殴りメディはともかくな

「わ、私殴りメディにはならないからね!!」

(セルぶん殴りまくってたくせによく言うよ)

「それより、お前にはもっとやることがあるだろ? 何も世界樹の迷宮はエトリアにだけあるわけじゃないんだからな」

「……それってつまり」

世界樹の迷宮リマスター!!!!発売!!!!!」

「「「おおおおおおおおお~~~~~~~~!!!!!!!」」」

「本当はハイ・ラガードにもDS版で行く予定だったが……俺たちもswitchデビューだ!!!!!

「「「いやっふぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!高画質ぅぅぅ~~」」」

 

そして……

「ついにやってきたわに!!北の大地ハイラガード!!!!!」

「お、早速俺たちの冒険の成果を求められてきたな」

「なんかちょっと照れるな~。えへへ、大冒険者でーす♪」

「新しいギルド長が私たちに興味を示してる!!」

「流石の僕もちょっと照れくさいな……」

「今度はNPCむき出しの同じ台詞しか喋らないみたいなこと、無いと良いんだけど」

「……救ってはいないんじゃないかな」

「むしろ辺境の街の産業を一つ潰したまでありますわ」

「そっちがばれたら非協力的になりそうだし、勘違いさせるだけさせておくのが良いんじゃないかな」

「で、ギルド名はどうするんだ? 今回はデンマークって名前やめるんだろ?」

「まさか実在した国家の名前だなんて思わなかったからなあ」

「むしろなんでびんちょうは知ってたの……?」

「という訳でそのままつけるのは失礼かなって思ったので……」

「『丁抹全国寿司連盟(でんまーくぜんこくすしれんめい)』にします!!!!」

あんま変わって無いじゃないですか

めちゃめちゃデンマークいうとりますがな

「あ、あまり離れすぎても俺ららしさが無いってことで、これはこれで良いってことで……」

「エトリアの王冠も無事にもらえました」

「めっちゃ弱体化してるけどね」

「……よしっ、みんなの登録完了!! ギルドリーダーはえんがわ、サブリーダーはしめさばのままで良いかな?」

「びんちょうはリーダーにならないの? ……いや、なったら休日なしで連日迷宮浸りになるか」

「み、みんなにはそういうことしないよ!? 流石のあたしもモチベーションがそれぞれってことは解ってるって!!」

「自分一人ならやるつもりだったんかい」

「荷物も置いちゃいたいし、まずは宿に行こうか」

「新しいお宿のおかみさん!!今回は宿代どうなっていくのかな……」

「宿代が上がるのはまあしゃーないのよ。問題はペットのネズミの捜索依頼を5エンで出すかどうかなの

「その件は……大変だったな」

「新しい病院!!今回の先生は結構若いのね!!」

「ふへ……そうかぁ俺たち有名人かぁ~~~」

「えんがわ様、きっしょいですわ」

「そこまで有名になると、いざというときやりづらいなぁ」

「いざということを起こすな」

「俺たちのファンちょっと多すぎないか? いやぁ~~こりゃ気軽に町も歩けないなぁ~~~」

「あ、でもえんがわの作った彫刻はいらないって」

「……俺は死後評価されるタイプの芸術家だから」

「今回の店番ちゃんは、僕と同い年くらいかな?それよりももっと小さいのかな?」

「話が合うと良いですわねぇ、にしんちゃん」

サイコパス幼女が仲良くなれる訳ないだろ)

「何か買っていくものはある?」

「それじゃあ新しいパレットナイフを……」

「ハイラガードのあま~いお菓子を……」

野菜の苗を……

落ちている髪の毛や体液を回収するための道具を……

「そういうのはお小遣いで買ってね」

「いや、むしろ経済の危機に陥れたんだって」

「エトリアとハイラガード、離れているから伝わっている間に、違う話になっていっちゃったのかも。まあいっか」

「そうね。やりやすけりゃなんでもいっか」

「大雑把姉弟……。生き別れていたとは思えないほど息ぴったりね」

「悪い方向にな」

「結構フランクな方なんだね。親しみやすそう」

「入念なチェック……ところできびなご君、貴方この間の肝臓の数値随分悪かったみたいたけど??」

「そういうまいわしさんは血糖値大丈夫だったの??」

「そしてこれがエトリアの執政院にあたるところか」

「凄い!!このおじいさん、私のおじい"ちゃん"と髪の毛の生え方そっくり!!」

「びんちょう!!しっ!!!!!!」

※↑びんちょうのおじいちゃん

 

「貴族の地位もらえるんだ。ええ~~めっちゃ欲しい」

「いらねーに決まってますわ。賞金あれば十分ですの」

「貴族になれば食いっぱぐれないんじゃねぇの?」

「貴族でも貧しい人は貧しいよ。ソースはあたし」

「……夢の無い話だぜ」

「どのみち話は迷宮突破してから!! 早速最初の地図描きミッション受けて来たけど……行きたい?」

いつもの面々(びんちょう、はまち、えんがわ、しめさば、まいわし)で行ってきなよ。俺たちは準備とか荷解きしちゃいたいよな?」

しまあじがそういうなら」

「うん、しまあじに合わせるよ♥」

「にしんちゃんがそういうなら、わたくしも」

「有難う、しまあじ!!正直もう迷宮に行きたくて行きたくてずーっとうずうずしてたの!!」

「解ってますよ、そんなこと見りゃね」

「気が利くぅ~!!さっすがあたしの後釜!!」

(……しまあじ、びんちょうに対してなんかデレデレじゃない??)

(ふぅ~ん、そういうこと?でもびんちょうなら心配なことは何も起きないか)

「よ~~~し、それじゃあハイラガードの世界樹も、楽しく突破しちゃうぞ~~~~!!!!

「「「おお~~!!!」」」

 

続く!!!!!