「あるもん!!絶対なんかあるもん!!」
「ええ~~~そんなことある~~~~????」
「風を感じる~~~♪」
「僕はここで生きているぅ~~~~♪♪」
「歌詞『風が吹いている』じゃない??」
「まあまあまあまあここは俺に任せてくれ~~~♪」
「突然のオペラ展開~~~♪」
「まあ、枝!!枝だわ!!(裏声)」
「流石レンジャ~♪攻撃スキルを捨てて冒険スキルを手に入れた職業~~~~♪」
「地味ネタ弄りが凄かったのは初代だけど、ぶっちゃけ本当に地味なのはⅡから~~~でも警戒歩行便利~~~♪」
「てなわけで、抜け道の先には武器がありました」
「いきなり戻るな」
「こっちには石碑だ!!」
「昔の言葉みたいだけど、これ誰かわかる?しめさばは?」
「あー……確かにこれ、大学でやったところだな。どれどれ……」
「……ガールズアンドパンツァー」
「ガールズアンドパンツァー???」
「38(t)は……ロンメルショーグンの第七装甲師団で主力を務めていた、初期のドイツ電撃戦を支えた重要な戦車である。軽快で走破性も高い……。なお(t)というのはチェコスロバキア製ということで、重さの単位のことではない……??」
「38(t)はロンメルショーグンの第七装甲師団で主力を務めていた、初期のドイツ電撃戦を支えた重要な戦車である。軽快で走破性も高い。なお(t)というのはチェコスロバキア製ということで、重さの単位のことではない??」
「とりあえず成功しました」
「びんちょうさん判定をお願いします」
「うーん、結果良ければすべてよし!!」
「消費ものかあ。私も武器が欲しかったなあ」
「でもこの起動符結構ダメージ出て便利よね。積極的に使っていきましょ」
「こちらは我々ではお手上げでした。最近しまあじが鞭ダークハンターデビューをしたとのことなので、今度彼に来てもらおうかと思います」
「これはガンナーだな。弓使いのレンジャーじゃダメなんですか?」
「新人教育ってことで手を打っていただけないでしょうか??」
「うーん、よかろう」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「さて、四階を進んでおりますけど……おや、衛士さんがいる」
「まだミッション受けて無いんだけどね」
「どのみち受けることになるのに、謎の拘りで行けるところまでは行くせいで、地味に矛盾が生じてる」
「……なるほど、そういうことか」
「復讐、いや仇討ね」
「それでこの間『やることがある』なんて言ってたのね」
「五人で勝てなかった相手に二人で、か。ちょっと感情的過ぎるよ……」
「珍しい話ではないぞ。熟練の冒険者でも、基本は死と隣り合わせだ。例え生き残ったとしても、そいつが冷静でいられるか? そして冷静を欠いた冒険者は……」
「そうだね。僕もみんながやられたって聞いたら無理しちゃうかも」
「思い返せば、エトリアでもそういうギルドあったね。未だに欠けていないうちのギルドがむしろレアなのかも」
「びんちょうはもし、私たちの誰かが強い魔物に殺されたらどうする?」
「ええ、私!? 縁起でも無いこと言わないで!! ……正直仇は取りたいかな。でもその場合は自分の理性が止めてくれたら良いなって思ってる」
「随分前に言ってたびんちょうのおじいさんの教えってやつか?」
「それもあるけど、やっぱり冒険に結果を求めるのってやりたくないの。仇は冒険の過程よりも結果を求めることになるから……勿論、みんなのことは大事だし大好きだけど、だからこそ冒険を血に染めたくないというか……」
「びんちょうって一見冒険大好きー!!って猪突猛進な感じだけど、実は色々真面目なこと考えているよね」
「……まあ我々にはゲームオーバーとコンティニューがあるので、割と気軽ってのもあるんですけどね」
「いきなりメタ発言するのはやめなさい」
(……あ、でもこれびんちょうなりの照れ隠しだな、多分)
「なにがともあれ、5階に着きました。磁軸の柱があるから、次回はここからスタートね。スノードリフトまでの道のりがしんどかったから、有難いです」
「新しい敵も出て来て、戦闘もどんどん大変になってきています。……まいわし?ちょっと何やってるの!?まいわし!!やめなさい!!それだけは駄目ーーーーー!!!!!!」
「違うゲームのスクリーンショット映っちゃったよ!!」
「甘いもの好きが悪化してもはや悪食になってるんだよ」
「迷宮に潜るまではここまでじゃなかったのに。やはり迷宮、迷宮は人をおかしくする……」
「大丈夫、全員狂えば問題ない」
「困るよ!!」
「イビルアイが他のメンバーと徒党を組んで出るようになってしんどいよ~~後衛にいても体力が削られる~~」
「催眠フクロウも、名前の通り催眠使ってくるから厄介!!こういう時、巣鴨様(仕えていたプリンス)の予備の号令があればな~~」
「そんなこんなでボタンミスで袋小路に追い詰められる等のミスをやりつつ先へ進んでいったわけだが……」
「こ、これは……」
「落ち着いてはまち。とにかく鮮血を辿りましょ。まだ誰か生き残ってるかもしれない」
「クロガネ君……?ちょっと酷い傷!!流石にこの傷はここでは治せないって!!早く街に……」
「……戻る気は無さそうだぞ」
「……」
「世界樹の地図……そっか。フロースガルさん、例の魔物を……」
「つまり仇を取って欲しいってことじゃないかな。びんちょう、どうするの?」
「……地図を見る限り、その魔物が次の階への入り口をふさいでいると思うの。だから、結局戦わないといけないことには、なると思う」
「……無理に信念に従い過ぎる必要もないんじゃない?」
「……」
「びんちょう、どのみちあんたはキマイラとかいう奴を倒すつもりなんでしょ?」
「まあそうだけど……」
「それなら、結果的にフロさんの仇を取ることに繋がる。……今までもずっとそうだたでしょ? 私たちが頭空っぽで冒険して、その副産物として、新しい薬が開発されたり、新しい技術が出来たりしてきた。今回もそれと同じこと。何も難しく考えることなんて無いよ」
「そう、だよね……。よしっ!!ともかく、そのキマイラとかいう奴の面を一度拝みにいくとしましょうか!!」
「よう言うた!!」
「でもミッション受けて無かったので、この先はいけませんでした!!」
「あれ~~~~???せっかく格好いい雰囲気になってたのに結局いつもの雰囲気に戻っちゃったぞ~~~????」
続く!!