「も、勿論諦めた訳じゃないよ!!心が折れているのはプレイヤーであって、あたしじゃないからね!!と言う訳でまずは休養です!!!本当に、ピクニックモードがあるのって最高だね……」
「懐かしいな、俺ときびなごとHP1のにしんでエトリアの六層をふらふらしていた日々……」
「今思うととんでもない日々だったね」
(そういえば、僕しまあじと樹海にいる時間よりにしんと樹海にいる時間の方が長いんだよな。なんか複雑)
「びんちょうのスクショを取るのは忘れたけど、まいわし以外の三人は、今回用にスキルを振ったよ。きびなごは『聖なる守護の舞曲』と『耐邪の鎮魂歌』、それからHP、ボクも『力祓いの呪言』、頭、腕封じ、HP、びんちょうはレイジングエッジとHPTPにそれぞれ極振り」
「少人数プレイの場合いかに躊躇いなくスキルを振りなおせるかが重要だな、と改めて実感しました。それからスキルポイントはマスターするくらいじゃないと、中々恩恵を感じられないね!!」
「カースメーカーも、スキルポイントが低いままだと、勝率の低い賭けをやり続ける職業みたいなもんだな……と。今後はガンガン休養して、ガンガン振っていきたいね。今回はピクニックモードですぐレベル上げられるし」
「そんなこんなで、いざ本番……あ、スクショ間違えた」
「……」
「……あの」
「もうびんちょうったらおっちょこちょいなんだからー」
「「「HAHAHAHAHAHA(わんわんわん)」」」
「でもあたし達も行きたかったね」
「何せ半裸の爆乳ですしねぇ」
「戦っている間はまじまじと見れないからなぁ」
「本当に何なんだこのギルド……あとで留置所のエスバットさんたちに報告しておきますね。それからヒラメ君、君はまだ引き返せるからね」
「は、はいであります……(反省)」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「改めましての本番!!まずこちらの補助スキル以下の三つを入れています!!(スクショ無くした)」
・耐斬ミスト
・聖なる守護の舞曲
・耐邪の鎮魂歌
「状態異常対策、あとの二つはクライソウル対策。このように強化枠はカッツカツのため、僕の仕事は基本アイテムを使った補助ですね。バードは効果が永続なので回復役に回りがちです」
「そんなバードがいてもなお回復が足りないのが今回の戦いなんだよね……」
「スキュレーは頭封じが重要になってくるよ。これでクライソウルを防ぐことができるから、隙が生れる。この間に攻撃を仕掛けたり、体制を立て直したりするんだ」
「ちなみに攻撃力はこんな感じです。スキュレーさんのHPが3100なので結構良いテンポです!!これより前に斧に持ち替えてみたりしたんだけど、あまり命中しなかったので、剣に戻しました。ソードマン界隈結構斧派多いけど、やっぱりあたしは剣が好きだな!!(早口)」
「斧を装備したソードマン……アックスマン、くくっ……」
「はまち、大分そのネタ使い古されてるぞ。あと今回は真剣勝負だからオーディエンスの俺達はなるべく黙ってようぜ」
「ハマー」
「HPが減ってきたら、今度は慈愛の抱擁を使ってくるから、今度は頭じゃ無くて腕封じを狙っていくよ。前半でも腕封じが決まればクライソウルの威力を抑えられるんだけど、それで後半封じ耐性付けられたら本末転倒なので……」
「慈愛の抱擁対策に耐壊ミストを使ったこともあったけど、枠一つ使う割には、あんまり減らなかったので、耐斬ミストを優先した方が良いと思います」
「ま、色々対策したとしても崩壊する時は一瞬なんだけどね」
「封じだけは事前対策ができないもので……」
「にしんーーーーーー!!!死ぬなーーーーー!!死んだらしまあじに会えないよーーーー!!!」
「やめてくれ……ボクは君に友情を感じたくないのに……どうして僕の心配なんか……」
「ドラマチックな展開、後にしろーーーーーーー!!!!!」
「横から茶々入れないとは何だったんだい坊主」
「うーん、蘇生する度にやられる正直負の連鎖に入っちょりますなぁこれ……」
「こうなったら――取って良かった捨て身の医療!!」
「ええーーー!!!大丈夫なのそれ!?」
「念のために振っておいて良かったわ」
「って思ってたらまいわしーーーーーーーー!!!!!!!!」
「うわぁ~~~~~と~~~~っても美味しそうなとんがりコーンぅぅぅぅ~~~~~♪」
「まいわしそれスキュレーさんの横から生えてる三角コーン!!スキュレーさん困惑してるよ!!!」
「はっ私は一体何を!?」
「良かった……テリアカ間に合った……ってぐえぇぇぇぇぇぇ(慈愛の抱擁)」
「うわーーーーーー全員死んでるーーーーーー!!!!改めて捨て身の医療!!!!キエェェェェェェェェェ!!!!!!!」
「はっ……生き返った!!」
「まいわしさんがスキュレーと何故かフィジカルの戦いを始めたところまでは覚えてるんだけど……」
「はぁ……はぁ……死ぬかと思ったーーー!!!!」
「み、みんな……よかっ……ガクッ」
「とにかくまいわしを復活させて、全員で立ったまま勝とう!!」
「わかった!!こっちはやっておくから、びんちょうは攻撃を続けて!!」
「僕は強化を掛け直す!!」
「はっ……私は一体何を!!(二度目)」
「よし、みんなあともうひと踏ん張りだよ!!!!」
「いける!!いけるよみんな!!!!!」
「最後の一振り!!オーディエンスの皆さんもご一緒に!!!!!」
「おうよ!!!!!」
「スーパーアルティメットエクストリームダイナミックレイジングエッジーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!(ワオオオオン)(※ゲーム内には存在しない技です)」
「うわあああああああやtったたyっやたhふぉへおfへおうhふおえあほあいjふぇほふぇあひゅえっやtttったたtったtったったた!!!!!!!(わんんわんわんんわんんわんわん)……ぜぇ……ぜぇ……はぁ……はぁ……」
「偉いぞお前達ーーーーーーー!!!!!!!俺達は今猛烈に感動しているーーーーー!!!!!」;;;;;;;;;;
「あんたらーーーー!!!!やればできるじゃない!!!!!」
「ハマー」
「が、柄にもなく、奇声をあげてしまった……恥ずかしい……」
「びんちょう、意外と真面目だものね……よしよし」
「……やるじゃん」
「……おうよ」
(この二人のバチバチも落ち着きそうですかね。良かったような、つまらないような、ですわ)
「うっ……俺は今歴史に立っている……俺は歴史の証人だ……」
「な、なんでしまあじさんが泣いているんですか!!ああ、えっとハンカチ持ってない」
「ほれ、妾の貸してやるから」
「あ、有難う……ズズズッ……」
「……」
「わふっw」
「良かった……ソードマン、あんまりボス戦だと役に立たないかも……ってちょっとだけ落ち込んでたんだけど、今回ちゃんとソードマンとして勝てて良かった……」
(あのびんちょうが涙ぐんでいる……)
「びんちょうったら。よしよし」
「今回の世界樹、やっぱり封じを持っているかどうかが決め手だね。例え少人数じゃなかったとしても、封じが無いとどの敵も正直厳しいと思うな。前世でスキュレーさんに苦戦した記憶が無かったのも、多分レベルで殴ってたからだと思うし」
「確かに……びんちょうは基本剣を使ってるから、封じ技持ってないもんね」
「でも今回戦ってみて、ソードマンも思った以上に奥深い感じがしたし、もっと研究していきたいなって思ったよ!! ちなみにカースメーカーは後々酷使されると思うから、覚悟しておいてね」
「……まあ、いっか」
「まあまあ。お喋りはそこまでにして、早速次の階に行きましょう?」
「ほら、ぼんやり薄いピンク色が見えているの!!これ、絶対美味しい奴だとおもうの!!」
「ここまで来て食い意地出てくるの凄いな……」
「最初の第一歩はお主ら今日のえむぶいぴーの4人が行くのじゃ!!」
「よし、みんなでせーのでいこう!!!!」
「「せーのっ!!」」
「「「「oh!!fantastic~~~~~~」」」」
「ハマー」
(今回戦ってないのにフライングしたな、はまち)
華麗に続く!!