「新しいエリアの探索です!!それにしたってハイ・ラガードの世界樹は何処もかしこも景色が良いね~!!」
「美しい景色見たさに冒険している訳じゃないが、だとしても気分が良いな」
「初っ端からFOEさんがおいでなすっています。このFOEかなり特殊な動きで、数歩歩くたびに一つ戻る……というのを繰り返しています。なので……」
「うわーーーー!!!!僕以外死んでるーーーーーー!!!!!」
「入れて良かったパラディン」
「一発耐えるのとっても偉いね」
「どんなに強くなっても、この景色だけはずっと見ることになるんだろうなあ」
「だから冒険って面白いんだけどね!!」
「……直接脳内に!!!!」
(メディカください)
「何を言ってるのかまでは解らないけど、今まいわしが脳内でボケてることだけはわかるわ」
「うわーーー!!!!!全裸の男性」
「しかもいきなり意味不明なこと言ってきた!!!!」
「ぬぅふ」
「ぬへぇ」
「ぬほぉ」
「知らん言葉で遊ぶな」
「わけわかんないままどっか行っちゃった」
「真っ白な小劇場でやってる抽象劇???」
「この種族以前クエストでお会いしたよね?」
「あーーなんかそんなのあったね」
「エトリアにはモリビトがいたから、こっちも何かしら原住民がいてもおかしくはない話だけど……」
「今回は敵対することなく、冒険を続けられると良いんだけどな」
「……とまあ、物凄い何が起きるでもなく、のーんびり進んでいるので、以下ダイジェスト形式でお送りいたします。巣鴨さんよく見ててね」
「……待って、直接脳内に語り掛けられている」
「回線繋がってるからです!!僕が繋げたらそのまま巣鴨様にもつながっちゃったみたい!!」
「じゃ、じゃあ3層のエスバット&スキュレーでなんか会話出来てたの、気のせいとか夢じゃなかったってこと!?!?誰か助けてーーーー!!!!!」
「見所その1、しめさばがくっせぇ木の実を食う」
「いやホンマ、すっげぇ臭かった」
「見た目はピンク色で美味しそうだったのにね」
「まいわしが氷水に落ちた時以上にダメージ負ってるのなんか面白い」
「それはそれで食べて見たかったけど」
「じゃあ争わずにまいわしにあげておけば良かった~」
「よっ悪食王まいわし!!」
「なんだこのノリ」
「見どころその2、桜の木の下に何かが埋まっている」
「桜の木の下といえば……えっと、その、放送できる奴ですか、これ」
「巣鴨様、迷宮ではそんなの日常茶飯事だから慣れた方が良いですよ」
「ゴクリ……」
「ってモンスターやんけ!!!」
「毎度おなじみデスストーカーさん!!こんちゃーす!!!」
「なお、エグイ回数の連戦が待ち受けていました」
「何体出てこようともアザステ大雷光チェイスサンダーで粉砕ですが」
「ちなみに埋まっていたものは最後までわからずじまいでした。残念~~~」
「命があるだけましだと思うしか無いな」
「見どころその3、『あれ、ベノムスパイダーさん言われないの!?!?』」
「ちゃんと、あたしの名前呼んでくれてる!!!」
「呼ばれないこともあったんですか!?」
「これ前世だと軍隊バチだかなんだか呼ばわりされてたと思うんだよね」
「仕様かと思ってたら、そんなこと無かったって言う」
「見どころその4、バードとレンジャー関係のクエストで、俺ときびなごがイケメンであることが、マスターの証言から確定いたしました」
「ど、どうでもいい~~~~~!!!!」
「巣鴨さんはどうでもよく思ってないよね??」
「オモッテナイデス」
「にしたって、やっぱわかっちゃうもんなんだねーーーまあこの顔面偏差値京都大学はゲームのテキスト担当者にも誤魔化せないかーー」
「よーし俺達ユニット組んじゃうか―」
「いいねいいねー僕たち顔面偏差値京都大学で~す」
「何言ってんのこの人たち」
「二人とも東大と京大の選択肢与えられた時、絶対後者選ぶ性格してるよね」
「見どころその5……ね」
「……?」
「……そうね」
「まあ、よく知ってはいるわな」
「うん、ね」
「世界樹の迷宮だからね、多分ここでNOを選んだら酷い目に遭うと思うんだ。みんな……覚悟はできてる??」
「モチよ!!!!」※裏声
「てなわけで、例のごとくアザステ大爆炎チェイスファイアで片づけました。なんだか、この花びらたちとも随分長い付き合いになってきちゃったね」
「あの……ちょっとよくわからないんですけど……」
「殿下にもいずれわかる日が来ますよ」
「私たちはそれを見守るだけ」
「もしなにかあったら、報告してくれよな。赤飯炊いてやっから!!」
「……」
「そしてこの後、アーモロードを冒険した巣鴨王子は彼女たちが言っていた意味を、よく知ることになるのじゃった……」
「え、誰!?!?」
華麗に続く!!