「さて、みなさんここから重要な話をします」
「……ふっ」チラッ
「……ふっ」チラッ
「……ふっ」チラッ
「……ふっ」チラッ
「KYOHSOがなんでここにいるんだよ」
「この時ヨリトさんいないのになんで四人でやってんの。あと一人は一体誰なの」
「話のズレが止まりませんわ」
(一応ツッコミ待機してたけど、全部自分たちでやってくれた……良かった……)
「びんちょう、続きを頼む!!」
「次に戦うボスは前世で倒せなかったモンスターですね。つまり……」
「つまり?」
「ここを超えれば本当に未知の冒険があたし達を待っています!!わーーいわーーいやったーーー!!」
「浮かれておるのう。ちなみに倒すめどはたっているのか?」
「正直今回はアレを解禁しますので、苦労はしないと思います。ね、しまあじ?」
「ええっ俺ぇ!?」
「いや知らんのかい」
「本当に強すぎるんだよなあ今回のダクハン」
「それと、今回はきびなごも参加してね。二人は強制参加!!」
「ぼ、僕!?いやでも僕としまあじが強制参加……成程ね」
「一体何がなるほどねなんだよ。抜け駆けは許さんぞぉ????」
「そうじゃなくて!!何となくどの敵と戦うか分かったの!!」
「バードとダークハンターが必須……ああ、わたくしも思い当たるお馬鹿さんが一人ほど、思いつきましたわ。もしかして……」
「うん、想像通りだと思うよ!」
「てなわけで、行き止まりまで来たけど……」
「ううん、今来たとこ」
「だからきめぇからやめろって」
(この二人のやりとりも割と謎だよなぁ。仲良しだから出来るんだろうけど)
「それ、割と封印解いたらまずいのでは?」
「ハイラガ滅びそう」
「確かに、そのまま放置して過ごすのって健康診断で数値が悪かったのに病院行かなくて、頭の隅にずーっと自分が不健康であることが残ってるみたいで気持ち悪いよね」
「病院!!!行って!!!!!」
「そうだね。そもそも僕は最初から神なんていないと思ってるから、最初から手探りだよ」
「お前はドライだなー」
「いたとしてもさ、こんな理不尽の多い世界を作った神なんて、きっと僕たちにとってろくでもない存在なのさ」
「……そうか」
「信じられるのって嬉しいけどちょっと怖いな。……まあ、頑張るけど!!」
「しまあじも、成長したわね。よしよし」
「はぅ!?」
「……」
「隣の空気が凄いことになってるけど、とりあえず目的は達成されました」
「きびなご、一応行って置くけどお前じゃまいわしには勝てないぞ、武力的な意味で」
「……そうっすね!」
「ちょっと!!」
「おい!!あいつ呪杯そのまま持ち帰ろうとしてるぞ!!」
「なんですってぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
「取り返すわよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
「……ふっ」
「あれ、そんな微笑ましい光景っすか?」
「蛮族どもはさておき、この剣を引っこ抜いて封印を解けば完璧っと……」
「あっ……」
「……」
「……」
「……」
「……(・ω<) てへぺろ」
「何がテヘペロじゃキサマァァァァァァァァ!!!!ありゃ金目のもんだろぉおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
「ご、ごめんなさあああああああい!!!!」
「け、喧嘩(一方的な殺戮)はやめろ!!何か来るぞ!!!!」
「ってうわーーーー!!!ゴーレムさんじゃないですか!!」
「エトリアでボッコボコにされたこと思い出した!!懐かし~~」
「あー、コイツはバード無しじゃきついね……」
「作戦は基本的に私がメインアタッカー、しまあじは封じを狙って貰ってあとの三人は補助です。えんがわは手が空いたときは、パワーショットね。まあ早速私死んでるんですが」
「終わった後に気がついたんだが、エトリアと同じ仕様ならゴーレムって基本後衛から潰しに来てたよな」
「大事なことはいつだって後で思い出すんだ」
「ゴーレムはロックハートで、攻撃力をあげてくるんだけど、それは僕が打ち消すよ」
「第五層は蜜蜂の館だし、こいつはロックハートだしFF7味が強いな」
「長澤真さん、FF7にスタッフとして参加してるらしいしね」
「蜜蜂の館とか騒いでるの我々だけなんですけどね」
「攻撃が激しいけど、半分までは割と早めに削ることができたぞ。と言う訳で、ジエンドを叩きこむ!!」
「……ジエンド、やべえな」
「ゴーレムって一度体力削ると復活したよね。それすら無いんか……」
「ここで詰まる可能性があったから、突破できたことは幸いなんだけど、勝っちゃって大丈夫?の気持ちが凄く強い」
「しかもレアドロップも手に入れちゃったしね(即死撃破が条件)。気が向いたときに再戦してもいいかもね」
「その場合は、人数減らすとかよりもジエンド封印した方が良いな。いっそ最初からダクハン縛りとかありかも?その場合俺が暇だけど……」
「ま、そういう職業縛りは俺達じゃなくてどこかの誰かに任せておこう。とにかく一旦町に戻ろうか」
「ってなんかFOEがめっちゃ増えてる!!うわーーーー!!!」
「うわーーーーーー!!!!!」
「うわーーーーーー!!!!!」
「うわーーーーーー!!!!!」
「うわーーーーーー!!!!!」
「うわーーーーーー!!!!!」
「うわーーーーーー!!!!!」
「うわーーーーーー!!!!!」
「ただいま!!!!!」
「お帰り!!!!!!!!」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「先に進めるようになりました!!いや~ダークハンター、強いっすね!!」
「前世ではダクハン無しで詰んで、そのまま馬鹿してデータ消えてジャガーノートで詰んで……だったものね」
「この間の意味深な床、正体はワープゾーンでした……ワープゾーンかあ……」
「26階でワープゾーン、ねえ。間違えたところ乗ったら、同じ場所に戻る式でね……うーん記憶がよみがえって来る」
「前よりもロケーションは良いのが救いだな」
「そう? 見た目は芝生っぽいのにコツコツ音が鳴って凄く怖いんだけど。前の方が解りやすく不快でまだましまであるなあ」
「えんがわって感性ずれてるよね」
「夜の時に最初のワープゾーンに乗ったら違う場所に出ました!!」
「これどちらかじゃないと次の階段まで辿り着けなかったりするのかな?」
「そうなると、ちょっと探索が面倒臭そうね」
「モンスター達も全体的に味のある感じだね」
「このキノコ、なんでゲドウ一杯付けてんの? 道代ガチ恋勢??」
「姉さんシャラァァァァァァップ!!!!!!」
「エリマキブラッドってやつ、回復させてくるから真っ先に倒さないとね」
「結構な回復量だしな。毎ターン回復ばかりしているから、オートで、適当に戦っても負けはしないが」
「長期戦になるけどね」
「階段へは夜のルートでいけました。そして27階が一瞬で28階に着いたわけですが……」
「……見えない落とし穴が大量にあるようなら、私降りるかも」
「……私も」
「……」;;
「うそうそうそうそうそ!!!!一緒に頑張ろうね!!」
「頑張ってFOEの動き見て道探そう!!大丈夫!!今回床の色変えられるから!!大丈夫!!冒険続ける!!続けるから!!」
「俺たちの弱点isびんちょう。妹みたいでつい甘やかしてしまう。よくないな」
「それは別に良いけど、びんちょうより年下の僕の扱いが一番悪いのis何なの?」
華麗に続く!!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「まじで世界樹の迷宮と関係の無い話をしますが先日人生初スシローに行ってきました」
(びんちょうの人格が乗っ取られている……)
「プレイヤーがスシロー行く=ギルドメンバー全員がスシローに行くだからね」
「多重に人格を形成したところで全て自問自答じゃからの」
「某鬱ゲーの考察みたいな話になって来たな」
「な、なんで僕の方見るんですか!!」
「……ワン」※盲導犬ではないのでほとんどの飲食店に入れない
「僕と姉さんです。何を言っているのかわからないと思いますが信じてください」
「これあれじゃない。『シテ……コロシテ……』ってやつ」
「や、やめてくださいブリもハマチも食べられなくなっちゃう!!」
「ところで鰯の寿司って真鰯なの?それによって私の出現率変わるんだけど」
「そういえばシマアジもあんま見かけないわ……って思ったら高級魚なんだ」エヘ☆
「すっごくびっくりしたんだけどニシンのお寿司があったんだ!!これはかんぱちちゃんとボク!!」
「大手チェーンでニシンのお寿司が食べられるとは思いませんでしたわ~~!!それにしても素敵な写真ですわね♥」うっとり
「ニシンを食べるのは、もっぱらIKEAとか北欧料理店にあるディル漬けでしたからね!!完全に北欧料理のイメージでしたが、美味しかったであります!!」
「あとよくわからないがエンガワが一位になっていた。通か……もっと親しみやすいと思ったんだけど……」
「……ごめんね。確かにあんま食べないかも」
「唐突な幼女アピールだな」
「それでこれは何?新手のコロシテくん?」
「マグロおはぎだそうです!!」
「うちのギルドと何か関係が……?」
(・大・)<……ぶっし
「???」
(・大・)<……ぶぶぶっし
「ナマコブシ!!」
「そういえばこの子のニックネームおはぎでしたわ」
「本当に何一つ世界樹関係なくなってきたぞ」
「思ってたんだけどナマコブシってダークハンターみたいな戦い方するよな」
「……それで、この話どうオチつけるの?」
「オチが無いというオチが付いたから大丈夫じゃろう。唐突な日記に付き合ってくれて感謝じゃ!!」
おわり