七七日横丁

この世とあの世とその世

世界樹の迷宮2における職業個人的所感:びんちょうオデッセイ

「前回良い感じに終わりましたが、もうちっとだけ続くんじゃ」

「おまけは多い方が良いからね」

「それで、まずは何をするんだ?」

「今まで世界樹をプレイする時には、クリア後とかじゃない限りなるべく最初に組んだ5人で攻略してたんだ。でも今回のリマスターⅡから『なるべく多くの職業を使う』という方針になりまして」

「なので、各職業の振り返りコーナーをやりま~す」

「ただ、全部の職業を満足いくまで使えたかと言われると、そんなことも無いのでその点はご了承くださいませ

「そんじゃ!!!行くぜ!!!基本はギルドで登録できる順にやろうと思ったけど、これだけは最初に感想を述べます」

ダークハンター

「……うっす」

「いや~強かったね」

「ぶっちゃけ世界樹の迷宮2というゲームは、ダークハンターがいるかどうかで難易度が劇的に変わります

「世間一般ではオールボンデージが強い、って感じだったけどフォース使わなくても十分強かったね

「まず、世界樹Ⅱというゲームは敵の攻撃がかなり苛烈で、封じを入れられるかどうか、封じを使えるメンバーがいるかどうかがかなり重要になる。この時点で封じを一通り入れることができるダークハンターは強い」

「即死が効く相手なら、HPが半分の状態からでも有効なジエンド、そして相手が全体攻撃を持っているとかなり安定したダメージソースとなるトラッピング……

トラッピングは十分強いけど、相手が全体攻撃しかやってこない、とかでもない限りは3人PTとか人数を減らすのが良いかなって思ったな。結構やったターンに限って後衛とかに飛んでいくんだよ……。ともかくトラッピングは最強技です。間違いなく」

「トラッピング狂信者もご満悦です」

ソードマン

「ソードマンの振り返りも手伝って!!」

「は、はい!!」

「ブシドーやダークハンターがかなり使いやすく、そして強いから結構苦戦を強いられた感は正直否めないかな~」

「でもその二つに比べて耐久力があるから、ボス戦で投入すると結構安定することも多かったと思うよ」

「そう!!そこがソードマンの強みだと思う!!あと、今回からチェイス系が斧でも使えるようになったから、よっぽどの拘りが無い限り、斧を装備するのも良いかもな~なんて。何より斧には頭封じ技があるしね」

「本当に封じがあるかどうかは重要だな」

「個人的にはアルケミストとレンジャーと連携してチェイス、アザステ、全体属性攻撃で道中の戦闘は結構楽に済ませられたから、ボスよりは探索向きかもな、とか思った!!」

レンジャー

「エトリアではダブルという名のトリプルショット、サジタリウスの矢で探索だけでなく、ぶっ壊れアタッカーと化したレンジャーだったが、今回はかなり控えめな性能になっていたな」

「より探索に特化したよね。の割にFOEの動きをコントロールする系の技は持ってなかったけど」

「……ぬんっ」

「??? やっぱり強いのは警戒歩行とアザステだね。この二つがあるだけで冒険がかなり快適になるから、入れないという選択肢を取るのにはかなり勇気がいるなあ」

「その二つと先制ブースト&危機感知も良かったな。道中の戦闘で先手を取られると本当に壊滅する可能性があるから、これを使えるのも良かったのかもしれない」

「総じて『Ⅰの時のぶっ壊れっぷりは無いが、いないといないでかなり困る職業』という感じかな」

「個人的に気になるのが、レンジャーを回避盾として使うやり方だな。これは今後機会があればやってみたいと思う」

パラディン

「まーーー必須ですな」

「特にクリア後はね。バードやミストで、食らう攻撃を減らすことは出来ると思うけど、やっぱりいるといないとでは違います。ただ……」

「ガードの性能のこと?」

「うん。今回は医術防御がないからパラディンのガードが重要になるけど……。フロントガードとバックガードは有効活用できたけど、フルガードがいまいちだったかも……」

必須なことには変わりないけど、完璧にすべてに対応できるわけじゃない塩梅だったね。それがハイ・ラガードの迷宮の面白いところでもあるかもね」

「いるといないとではクリア後の難易度が段違いなので、パラディンを入れてない人も、エンディング終わった辺りから育てた方が良いと思います!!(勿論無しで挑んでもオッケー!!)」

「あと、FOEだのサウロポセイドンに捕まって、パラディンが何とかギリギリ耐える&全力逃走で命を繋いだことも多々あったので、やっぱりいると心強いな、と思いました!!」

メディック

「正直今回は苦戦を強いられていた、と言われても過言ではない!!」

「お、初っ端から不満か!?」

「Ⅰのメディックがぶっ壊れ過ぎるだけな気もするけどね」

「しかもリマスターでキャンプ処置の性能凄く上がったらしいしよ。またみんなでエトリアに行こうね」

「あとプレイヤー自身の経験値もあるかも。慣れてくると、メディックみたいな回復職ってアイテムで代用できちゃうから、あと一枠に回復専用職を入れる選択肢を取るより、別の一手を入れた方が効率的というか」

「だからと言って『じゃあメディックやめるか!!』とは安易にしない方が良いとは思うけどね。なにより戦闘不能回復技を持っているのはメディックだけ……資金繰りの厳しい序盤や、RPGに不慣れな人は入れておいた方が安定すると思う!!」

「私がやらなかったこととして、『レジストデッド(5ターンの間確率で蘇生)』の活用があるんだけど、これで命繋いだギルドの話をちょこちょこ聞くので、次回は何卒!!」

アルケミスト

「運用がかなり特殊な気がしたかな~。まず良いところは、全体攻撃を持っていること」

「今回はガンナーが同じ後衛職かつ属性攻撃型なので、その辺どうなの?って思うかもしれないけど、ここが重要な差になってたね」

「そうそう。だから言うほどガンナー最強って訳でも無いと思うな。ただ全体攻撃を持っているってだけだと、ボス戦でいまいち活躍できないんだけどね」

「それは核熱の術式を習得してからはかなり変わったよね」

「これがかなりダメージとして強くてね。クリア後になると、他の職業が環境が整ってより強くなっていくってのはあるけど、第五層まではアタッカーとしては一番強いと思います。核熱ぶっぱしてるだけで消し炭になっていくので

「メディック、アルケミストは初心者向けの職業って感じはしたね。でも大活躍だったよ!!」

バード

「Ⅰの時のぶっ壊れ技が無くなったから、今回はどうなんだ!!って感じでしたが、なんやかんやボス戦の出席率上位になったね

一番は『耐邪の鎮魂歌』だったね。とにかく状態異常を使ってくるボスが多い!!バードの選出理由はこれが9割を占めてるよ

世界樹は状態異常を食らってからリカバリーするより、事前に予防しておいた方が安定するね。なによりバードは強化が永久なのが強い!」

「アイテムさえあれば回復も任せられるしね。バードもいるかいないかで難易度が激変する職業だと思います!!」

「TECがそこそこあるから、ソーマでの回復量をそこそこ見込めたのも、良かったかな。ドクトルマグスの鬼力化が強すぎることが発覚したのが終盤だったことも、ボス戦出席率に影響していたとは思うけど、それでも十分強かったと思うよ」

ブシドー

『ぶっ壊れぶっ壊れ言われとるけど、言うてそんなか??』なぁんて思っていましたけど、ツバメ返しを習得してからはその意味が分かったような気がしましたわ

「今回は構えもパッシブスキルだったし、いきなり高火力を出せるのは強いよね。クリア後は装備も充実してくるし、まさに大器晩成型だ!!そしてしれっと全体属性技も持ってるんだよね!!流石~」

「先ほど申したツバメ返しもTPが重い技ですし、本当に終盤活躍する職業でしたわ。……ただ、構えの使用はⅡ限りだそうで、これ以降(新ⅡやX)は再び構え→技の形に戻ってしまうそうです。ぬーん……

「(ぬんって流行ってるの?)でも今回ブシドーのお陰で〇ターン以内に倒さないといけないレアドロップを回収できたもんだよ!!有難う!!」

「びんちょう様、お優しい……♥全体属性攻撃やその他諸々スキル便利なはありましたので、今後はもっと色々な戦法を試してみたいですわ」

カースメーカー

「カースメーカーもかなり強いみたいだね」

「探索メンバーにカースメーカーを入れると、かなり楽みたいだね」

睡眠成功率が凄いからね。終盤のディノゲーター探しの時に睡眠の呪言を入れてみたら、強敵相手にも安定して戦えたかな。ハイ・ラガードは状態異常の地だよ……」

「敵の攻撃も強烈だし、力祓いにはかなり助けられたし、封じも持ってるし、なにより変化の呪言!!レアドロップには必須!!」

「苛烈な攻撃を使ってくる敵の多い世界樹2ではかなり強かったと思うよ。あと、個人的に縛っていたペイントレードを解放したら、もっと変わっていたかもね」

「全体攻撃から単体攻撃になっても十分な火力は出てたしね。にしんが良ければ、今度ペイン旅してもいいかもね」

「前だったら断ってたけど、今ならありかな……って思ってしまう自分が怖い」

ガンナー

「強い強いと巷では言われていますが、命中率に難がありましたな!!氷竜戦でミスを連発し、みんなからボロカスに言われたのはトラウマであります!!」

「そ、そんなことがあったんだ……。ガンナーは属性攻撃、封じ、それから高火力が出るから一人で色々出来るマルチタイプだったよね」

「はい!!しかしチャージショット中のダメージ低下のことを考えると、パラディンやペット、レンジャーがいてくれた方が安定感がありますし、決して一つで完結する職業ではありません!!」

「総じていうと『めっちゃ強いけど、ポテンシャルを遺憾なく発揮するには仲間との連携が必須』って感じかな?」

「個人的な所感といたしましては『スキル自体は強いものが多かったでありますが、ステータス面にやや難が』……といったところでしょうか。命中率や防御力でありますね。あとスキルが単体のものが多かったので、探索要員というよりは、ボス戦でうまく立ち回れる職業な気がしたであります!!」

「ボスに跳弾を撃つのも強かったね!!」

「鬼力化を使っての跳弾はかなりの攻撃力でありました!!睡眠と合わせるとかなり火力が出るそうなので、今後はそれも試してみたいであります!!」

ドクトルマグス

「ふぁいなるふぁんたじーで言うところの赤魔導士枠じゃが、ぶっちゃけ赤魔導士よりも強いのじゃ……連続魔法はないけどな」

「回復も攻撃も補助も出来る!!って触れ込みだけど、素早い回復と鬼力化があるだけで、十分お釣りが来るよね。頑丈だったから前衛でもある程度戦えたのは強みだな~」

「それから、別途状態異常を入れられる職は必須じゃが、巫剣も強かったの。ただ今回は睡攻大斬くらいしかまともに使わなかったから、今後機会があれば巫剣をもっと使ってみたいのじゃ!!」

「他の職業との連携が必須だけど、使いこなせれば強い。こちらも追加職業らしい上級職だね!!」

「そういうことじゃ。だからドクトルマグスが強いからと言って、あーるぴーじー慣れしていない人がいきなり使うのは無理があるからのう。ある程度慣れてきたら使って欲しいのじゃ!!」

ペット

「ペットは……正直使いこなせなかった感があるかも」

「くう~ん」;;

「攻撃型・盾型、どちらにするかで、今回は盾型として育成したが、いかんせんパラディンとの住み分けが難しかったな……」

「わう!!」

「個人的には、探索メンバーに入れることができたら、もっと輝けたのかな~なんて思ったな。FOEを操作する系のスキルも覚えてるし、野生の勘も持ってるし、何より忠義の心がパッシブスキルだから、数ターンで終わる戦いで一々準備しなくて良いしね」

「……」チラッ

「なんで僕を見るのさ!!やだよ!!僕だってみんなと冒険したいもん!!」

「……わん」ニッコリ

(これは……幼子を見る老人の笑顔!! ……負けた!!)

「はまち何やってんの」

「ペットは耐久力やHPの高さは随一じゃ。今まで出て来た課題を解決するのに、またぷれいするじゃろう。その時にはペットを探索めんばーに入れるのじゃ!!」

「ワン!!」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「思ったことは世界樹の迷宮2』、職業格差はあるっちゃあるけど露骨に使えない職業も無くない??と言う事です」

「確かに。ダークハンターがぶっ壊れなのは事実だけど、『これはちょっと……』っていうのはいない気がする(今回使いこなせなかったペットも探索面でかなりお世話になったし)。メディックも出番は少ないとはいえ回復特化職が無くなったら、ゲームとしてかなり致命的だよね」

「パイレーツ……」

「え、誰」

「パイレーツは突剣だとある程度小回り利くだろ!! 銃は……うん」

「話がそれたけど、どの職業もそれなりに見せ場があったのは事実だね。大器晩成か早熟かの違いはあるし、正直ほぼ必須だったり、いるかいないかで難易度が劇的に変わる職業はあるけど」

世界樹2は何かとピーキーだが、こちらも割とピーキーなので、バランスは取れているのか……?」

「これでレンジャーとメディックがⅠ仕様だったらとんでもないことになってそう」

「やべ~~~」

「今回のはあくまで個人の感想になりますが、今後遊ぶときの参考になれば幸いです!!」

「それでは爆発オチでさようなら~~~」 

(一体何が姉さんを爆発オチに向かわせているんだ……?)