七七日横丁

この世とあの世とその世

アモロ旅始まるよ~~:逆襲の恵比寿編

前回までのあらすじ:ヤケクソ隊によって、ショーグンとアンドロを加入させたまま再スタートを切ることができた「輪るデンドラム」。しかし、それは新たな悲劇の始まりだった――。

 

「唐突じゃが早急に世界樹の迷宮3を進める必要が出て来た」

「……説明をお願いします」

 

「チケットがあったのじゃ」

「成程。そうなると確実に新曲は演奏するだろうな」

「ギギー」

「新曲って6層の通常戦闘曲だよね?」

「裏ボスも倒す必要あるんじゃないかな。DS版は結局真祖倒したところで終わったから、裏ボスのBGMもわからないよ」

「まあ大変!! 私達、ゼウスのように見えて6層に関しては無知蒙昧人間だったのね!!」

「……それは良いが、彼女はどうするつもりなんだ……?」

「彼女……?」

「――――スゥ、ハァァァァァァァァ……」

「う、うわ~~~~~~!!!!!大変だ~~~~~~~!!!!!!確かにうちはデンマーク時空だから16歳未満に煙草を売ってはいけない法律はあっても、16歳未満が煙草を吸ってはいけない法律は存在しないけどさ~~~~~!!!!」

「って思ってよく見たらココアシガレットだったわ」

「日本のコンプラに配慮していきましたね」

「どすぇ~~~~どすぇ~~~~」

「そして何故エセ京都弁??」

「恵比寿!!すまない!!俺が間違えていた!!!!」

「どういう状況なのか説明してくれるかい?」

「だってさ~~~ショーグンが初期加入ってことは、もうチェイスいらないじゃん~~~~なんでチェイスは攻撃力上昇乗らないのさ~~~~~う~~~~ぬ~~~~~」

「……なんかごめん」

「でもめぐっちゃん、装備の関係で4層までは戦い参加しないって言ってたよ。それなら別にパイレーツの出番もあるんじゃない?」

「でもショーグン加入前でも、パイレーツを主軸にするより、ウォリアー置いておいた方が良くない~~~????パイレーツの存在意義って何~~~???」

「可哀想に……メインパイレーツの冷遇を嘆いているんだ」

「盾職、高ミノ見物」

「そんなこと無いよ!!パイレーツだって素早いし武器も早いうちから揃う方強いって!!」

「でも、結局能力値は宝典で弄れちゃうじゃん!!それに結局前回だって、最後はプリンセスサブに付けて不屈の号令係になっちゃったしさあ!!それって別に、他の職業でも良いんじゃない?ウォリアーのお兄ちゃんにこの気持ちはわからないよ!!

「完全にいじけてる……」

「兄貴に気を遣う必要が無くなった分、すっかり年相応のガキに戻ったか。良い傾向だが怠いもんは怠いな」

「ギー」

「恵比寿はご機嫌斜めさんなのねぇ。ところで怒りってお味はやっぱり辛いのかしら、それとも苦いのかしら?」

「話の腰を折らないで」

「(ど、どうしよう……このままだと恵比寿がひねくれちゃうよ……こ、こういう時どうすれば……こういう時あの狂人集団丁抹全国寿司連盟ならどうす……)そ、そうだ恵比寿!!」

「どうしたの?」

「今回のリマスターの再プレイ、パーティーの主軸は君だ!!」

「え、あたし!?」

「そうそう、僕たちは君が全力で戦いに専念できるようにサポートする!!どうせ二周目なら、ただ効率化を果たすんじゃなくてそのくらいやろうよ!!」

「……良いの?」

「ええ~~~超面白いじゃんやろやろ~~~~」

「面白そう~~それにDS版では、結局最後まで同じメンツでプレイしたから、使ってない職も沢山あるしね~」

「ソレナラ私、海都ルートノラスボスヲ倒シタイデス」

「ああ、それはちょっとやってみたいな。私は深都ルートで」

「みんなやりたいことが沢山あるのは良いことじゃ。それじゃあ早速世界樹の迷宮に行くのじゃ!!」

「おお~~~~!!!」

「ギ~~~~」

華麗にスタート……??