「美味しそうなのがある~!!」
「デモ山菜ッテソンナニ美味シイデスカ?苦クテ私ハ苦手デス」
「天ぷらにすると結構美味しいよ」
「フカビトとかも天ぷらにすると美味しいよね」
「「「……」」」
「とりあえずまずは食べてみよう。樹海の山菜天ぷらも私の将来経営するレストランのメニューに加えたいしね」
「まあ!!まあまあまあ!!!」
「どうしたの?話きくの?」
「唐突なはなまるおばけ」
「あ、そうなの?」
「そうなのだわ!!これはHPが減る感じの毒が入っているって、ばあやが言っていたの!!」
「命拾いしたわ~有難うね、高田馬場」
「むやみやたらに拾い食いするのは駄目よ。体が大きくなったり小さくなったり、それか森に捨てられた兄妹が道しるべに落としていったパンくずかもしれないわ。鳥とネズミと同居しているソーセージの可能性だってあるもの」
「……?」
「上野モ目黒モ居ナイセイデ、高田フルスロットル。面倒クサイ」
「本当にこの数か月でキャラ変わったな……」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「港に入るの、実は初めてです」
「大航海関連は、引継ぎでどうにも調整できなかったからね。でも入場すらしなかったのは結構頑張ったかも」
「船の名前はどうするの?」
「そうなんだよね。実は僕たち、前のデータの前にまた別のデータがあって(三層で挫折した)。その時に使っていた名前を使おうと思っていたんだけど……」
「その名前って?」
「バルチックみかさ」
「なんでそこくっつけた」
「これが小学生のセンスだよ」
「バルチックみかさ……情勢的にはなんとも言えないラインだね……(※2023年現在)」
「正直、僕は『バルチックみかさ』ってあんまり気に入ってないから良いんだけどね」
「じゃあ『バルチックみかさ』は別の機会にするとして……名前かあ。ミズーリとかどう?」
「うん、バトルシップだね」
「結局戦艦ネタから離れられていない……」
「だって格好いいじゃん、戦艦。それに海賊船だってうろうろしてるんだから、こっちだって強気に行かなきゃだめだよ!!」
「……まあ僕はそこまで船の名前に拘りが無いから、良いんだけど」
「じゃあミズーリに決定!!……ってあーーーーー!!!!!!」
「何やってんのお兄ちゃん!!!!!」
「……?バルチックみかさ使わないって言ってたから、登録しちゃった」
「お兄ちゃんのばかばかばかばかばか!!!!!!なんで勝手に決めて勝手に登録しちゃうの!!!!!!」
「!?!?す、すまん……みんな何でも良いって言うから……そうだよな、恵比寿バトルシップ好きだからそりゃミズーリとかみょうこうとか付けたかったよな!!」
「……この会話、何?」
「田町ー船の名前って決まったー?……って何?『駆逐艦ズビアン』?あんた本当にセンス無いね……」
「えっと……駆逐艦は一旦置いておくとして、ズビアンってどういう意味なの?」
「旧文明の時代に実在した船の名前らしいんだけど。まずズールーって船とヌビアンって船があってさ」
「もう嫌な予感しかしない」
「ズールーの後ろとヌビアンの前がそれぞれ無くなっちゃったから……そうだ!!がっちゃーんこ☆……ってワケ」
「田町!!!!!!なんて名前付けたの!!!!!!!!」
「でも一隻沈めてるんだぜ、ズビアン!!!!!」
「だとしてもガッチャンコの事実は消えないからね!!あ~もう君は本当に風情とか無いんだから!!!」
(恵比寿、勝手に名前付けたことには怒ってたけど『ズビアン』そのものには怒って無いんだよな……相も変わらず不思議な兄妹)
「好き勝手やったお兄ちゃんには、罰として樹海で木を切ったり木を切ったり木を切ったりして貰うことになりました。そして航海パートはどうあがいても間延びするだけなので端折ります」
「設定的には私と恵比寿が一番活躍できるところなんだけど……(船乗り見習い設定)」
「大航海クエストも受けられるようになったね。基本は経験値稼ぎで使っていく形になるかな?あとはサエーナ鳥さんは……その……お宿に」
「あざーっす!!!」
「早速受けていきましょう。最初はやはりロイヤルガーズの皆様かしら?」
「そうだね。じゃあ上野君と高田さんで行ってきてくれるかな?僕もロイヤルガーズの方々とお会いするまで同伴するね」
「そういえば見た目ってどんな感じなんだろう?お転婆って言うし、何となく金姫(プリンセス1)があてがわれるイメージがあるけど……。でもきっと可愛いお姫様と格好いい側近二人って感じな~」
「……ってまあ!!!!あの方々は!!!!!」
「「……」」
「「いやわかりました!!!!十分に分かりましたから!!!!!!」」
「あなたたちが私達とサエーナ鳥を倒す『輪るデンドラム』ね? そのドラムはパンジャンドラムってことかしら?」
「何でパブリックドメインなんですか!!!!!」
「そういうものだからだぞ」
「画風違い過ぎますって!!!」
「Guten Morgen」
「ごめんなさい……ドイツ語はさっぱりなのだわ」
「二人とも紙耐久ね……サエーナ鳥だって、レベルが低すぎると勝てないわよ」
「メンバーにもよるけど、やっぱり地図書きミッションクリア直後に挑むのは、そこそこ無理があるね」
「って恵比寿も来てたんだ」
「なんだか面白そうなものが見えたので」
「地獄絵図の間違いでは?」
「ちなみにというか矢張りというか、シノビとファーマーの紙耐久コンビだと、レベルが足りずあれだったので、五反田さんと高輪ゲートウェイに頑張ってもらって、サエーナ鳥を無事倒すことができました」
「……写真は?」
「どっかいきました」
「そりゃねぇだろ。せっかくの出番だったのに……」
「……ギー」
「とりあえず、お兄ちゃんがシュワルツェネッガーと楽しく写真撮っている画像で誤魔化します」
「よりなんでなんだよ」
「ビビーッ!!!!」
「ともかく、今後もレベリングやお宿などで、ロイヤルガーズのみなさんにはお世話になると思うので、色々よろしくお願いします!!」
「オッケー!!あなたたち紙耐久多いから、二階に着く辺りでまた私達を頼るといいわよ!!」
「何事も慎重が一番だからな。無理せずレベル上げをきちんとするんだぞ」
「Einen schönen Tag.」
「ZZZ……」
「……Schlaf schön. 」
そんなこんなで続くったら続く