「……それで、話ってどうしたの?」
「……」
「そんなに言い出しづらいこと?」
「ソウジャナイケド……ヤッパリ二人ト戦イタイナッテ……」
「……おお!!」
「良いんじゃないのか?」
「あ、おじじ」
「毎度毎度メンバーを変えながら戦っていたら、ライブまでに裏ボス撃破は難しいかもしれん……と悩んでいたんじゃよ。これからは、三人にプレイ済みのボス戦は任せるとするかの」
「私は全然嬉しい!!」
「あたしも!!みんなもそれでよいかな?」
「まあ、良いんじゃねぇの?ビーキンの強さはナルメルで十分に分かったしね」
「私もー。盾職はどうせクリア後忙しくなるしね」
「俺と高田も異存はないよ」
「むにゃ……」
「それで、三人はどういうポジションで行くの?」
「あたし、アタッカー!!」
「わ、私も!!」
「私モー!!」
「……」
「……殿下、良ければ三人に付いて行って貰ってよいか?」
「……はい」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「という訳でクジラ漁業に行きます」
「エッ、でんまーくハEUニ入ッテルカラ捕鯨ハ駄目ナノデハ?」
「日暮里ったら。デンマークの中でもグリーンランドとフェロー諸島の自治地区は、伝統的に捕鯨が行われていて、その地域は例外的にEUに加入して無いの。忘れちゃったの?」
「ソウデシタ!!私トシタ事ガ、ウッカリサン!!」
「HAHAHAHAHAHAHAHA」
「楽しそうに言ってるけど、読んでる人の9割には面白みが伝わらないネタだと思うよ」
「小さきもの~~それは~~~私~~~~♪」
「私です~~~~~~まぎれなく~~~~~♪」
「なんでオーディエンスがいるんですか」
「子供たちの頑張りを見守りたいと言う親心が」
「ク、クソデカ一眼レフ……わざわざエトリアから取り寄せたのか……」
「恵比寿ーーーーーーーーー!!!!!お兄ちゃんここで見てるからなーーーーー!!!!!!」
「まあまあまあ!!!!!これはピクニックなのね!!ピクニックということは物語は最後ということなのよ!!つまり私たちの旅はここでおしまい?夢のお城に付いて語り合うフェーズということかしら。みんなの夢のお城はどんなお城?私のお城?私のお城の話の朝はまずアーリーモーニングティーから始まるのだけれど……」
「高田、見て。ハンカチでウサギを作ったよ」
「まあ!!まあまあ!!」
「サンドイッチうめぇ~~~~!!!!中身は知らない方が良いけど」
「おーくぼちゃん、あんまりそういうこと言うと、今妹に夢中のオタクくんが喜ぶから言わない方が良いよ」
「全員自由だな!!!!!!!!」
「運動会で親の方が張り切るあれか……」
「ちなみに『劇場版 ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ』の上映は2003年じゃ」
「……」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「さてと、早速ボコしていきましょう!!」
「ケブクロ、なんで前衛に出てんの」
「いや、なんか大丈夫かなーって」
「死ンダラ笑ッテヤル」
「作戦は、私と恵比寿がアタッカーで、日暮里と巣鴨様が色々サポートだね」
「次回コソハあたっかーヤリタイ……!!!」
「ケトスさんとの戦いは、状態異常と回避率を上げてくる技が厄介だね。僕は『予備の号令』と『リセットウェポン』で三人のサポートをするよ」
「『ケトス』ノコトさん付ケデ呼ブ人初メテ見タワ」
「それから厄介なのは『凍える引き波』だね。脚封じも付属しているから、これに引っ掛かって『オーシャンレイヴ』(低迷中高威力)を食らうとまじで最悪!!これは日暮里のブルーポットで防いでもらうよ」
「一緒に出てるレッドポットは、私のファイアバラージへの追撃用だね」
「存在してるだけで追撃してくれるとか、やっぱりチェイス技の上位互換なんじゃ……」
「デ、デモ1ツ枠使ッチャッウカラ『シノビ』トカ『ビーストキング』トノ兼ネ合イトカサ……」
「恵比寿、製造三年の幼いロボットに気を遣わせるのは止めなさい」
「ちょっと注意すべきはアンドロのTP管理かな60以上にはならないから、省エネ(封じの箇所に応じてTPが回復)でやりくりしていくんだけど、中々足りなくて……」
「あんどろ、すきるぽいんとモットアレバ活躍スル……大器晩成……」
「ちゃんとわかってるよ」
「まあ、そんなこともありましたが」
「ナンヤカンヤアリマシテ」
「ひたすらに殴っている内に」
「勝チ申シタ」
「割と行けたな」
「行けたね」
「あ、あっさり……割と苦戦ポイントじゃ……」
「あれだね。アンドロが強すぎる」
「隠シ職業ダシネ。デモ、けとすト戦エテ良カッタワ。コノママ待機シテタラ、マジデ最初無理矢理周回シタ意味無カッタモン……」
「あまりにも見せ場なく勝ったのはやり過ぎた気もするけど……ま、いっか!!」
「うう……子供たちの雄姿を取れて俺は感無量だ」
「めぐちゃん、一人称一人称」
「プギ」
「完全にパパでウケる」
「恵比寿もやったな!!俺は感動だぜ!!」
「ウォリアーはそこで黙って指くわえて見てな!!……有難うね」
「とにかくこれで2層は突破したし、もう深都だね!!日暮里にとっては久々の帰郷って感じ?」
「ソウナリマスネ。久々デスカラ全クドウナッテイル事ヤラト言ウ感ジデ……ッテ何コノ看板」
「……スパリゾート深都???」
「……???」