七七日横丁

この世とあの世とその世

とんこつ味:逆襲の恵比寿編(ネタバレあり)

「第三ルートに入るための条件は、深都到着時両方の選択肢に『YES』と答えることなのですが……」

「二重外交推奨すな!!」

冒険者、ごく平然とカスムーブかますから怖いよ」

「さっきの条件を満たすと4層到達した辺りでイベントが発生します。ちなみにうちは巣鴨様の胃を労わり三周全て二重外交を行ったためこの会話を見るのはDS版含めて4度目です」

「平和が一番だよ……」

「つくづく君主に向いていないですね」

「今回は『ゲートキーパーを護れ』を受諾したため、途中までは深都ルートで行きます……って何ですかこの写真」

「高田には内緒で……」

「新大久保には内緒で……」

「田町君には内緒で……」

「目黒さん、俺隣にいますよ(なんで??)」

「あと見慣れた方が一貫いらっしゃるのですが……何でしょうか」

「あら~~わたくしだって女体を見たいですわよ。リマスターでCEROが上がったんなら、設定画集の御姿で実装して頂きたかった気もしますが♥」

「もっとCERO上がりますから!!」

(お……かんぱちさんが来るなら、この回参加しなかったんだけど……。まあ、しょうがないか)

「4層ボスを倒すと月の鍵が手に入るから、それで真祖に会いに行くよ!!」

「お、久しぶり。フルーツ牛乳飲む?」

「ちょうだーい」

「二人とも、何くつろいでんの」

「ちなみに今もご飯は人間なの?」

「裏ボスと生態系関係なくなったら、恐怖全般餌としていけるようになった」

「例えば?」

「ジェットコースター乗った人の恐怖とか」

「都合が良すぎる」

「昔は少女一人だったが、日暮里も一人で遊びに来てくれたし、恵比寿も僕と仲良くしてくれたし、君達デンドラムは何故かずっと僕に好意的だったよね。あのファランクスを除いて」

「あの人のことは我々仲間も良くわかって無いです」

「真祖さん、また一緒に二人ウノやろうね」

「二人でウノとか絶対詰まらんだろ。俺も呼んでよ」

「ま、今更だな」

「これからもよろしくね!!」

「ここら辺は先程のクジュラさん&オランピアさんとの会話で手に入ったものですね」

「さあ、受け取れ。これが白亜の供物だ」

「こ、これは……!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「一蘭じゃねーーーーか!!!!!」」

「だってほら、白いでしょ」

「絶対違うでしょ!!幼き姫がとんこつラーメン欲しいって兄貴にせがむわけ無いでしょ!!!!!」

「グートルーネは結構ラーメン好きだよ」

「知らん知らん!!ってかなんでNPCがボケてPCがツッコミ役になるんだよ!!ふつう逆だろ!!」

「そんな定石、僕が全て壊す」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「途中まで深都ルートで来たけど、なんでこっちを選んだの?まさかすっぽんぽん姉ちゃんの為に選んだって訳じゃ無いよね?」

「勿論だよ!!実はクジュラさんから頼まれたんだよ」

「ええー?冒険者を罠にはめるの、そんなに面白かったのかな?」

「あの人のことなんだと思ってるんだよ」

「真祖さんと話をしたら、元老院に来て欲しいって言われたんだけど……」

「と、特殊台詞!!!」

「実はあったんだよ。デンドラムはDS時代の三周目は海都ルートを選んだから、知らなかっただろうけど」

「海都あったけぇ……」

「俺もばあさんも姫様が幸せになることを願っているからな。その過程はどうだっていいんだ」

「その忠誠心の末路が家臣を置いて兄王とのハネムーンなんて寂しいですね」

「六層のイベント使いまわさないといけないから……。あと一番割を食ってるのはオランピアとかいう女だから……」

「支えてあげなよ」

「クジュピア解釈違いです」

「クジュピアを享受しろ」

「いきなりどうした」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「どうしていきなり海に茶葉を捨てるんですか!!」

「全部賞味期限切れてたんだもん!!」

「だとしても海に捨てるなよ!!!」

「𝒯𝒽𝑒 ℬ𝑜𝓈𝓉𝑜𝓃 𝒯𝑒𝒶 𝒫𝒶𝓇𝓉𝓎」

「これ、白亜の供物いるか……?」

「深王様もグートルーネ姫もおなかが空いてるから。余計にカリカリしているのもそのせいだろう」

「じゃあ、早速食べてもらうか……ごつ盛り……」

「違います!!それは一蘭です!!」

「そんな剣幕で訂正するほどのことか?」

一蘭はそれこそ、遠い昔から存在しているラーメン店だと聞きました。例え文明が滅びようとも、人々にラーメンを届けようとするその姿に私は敬意を持っているのです」

一蘭のタレって未だに4人しかレシピ知らんのかな」

「そうじゃね??」

「何故なら余は太麵派だからだ!」

「ふ、太麵派か~!!」

「……」

世の中のモヤモヤイライラは、大体飯を食うか寝るかすれば解決すると言われています。太麺細麺は今度余裕のある時に拘れば良いでしょう。今はせっかく頂いたカップラーメン一蘭をお食べください」

「もー、今回だけだぞ??」

「あ!!!追い出された!!!!」

一蘭の味集中カウンターシステム発動だ……!!まさか」

「くっ……中に入れない……!!これが一蘭の力……お客様に味に集中してもらいたいという強い企業努力の賜物……!!」

「負け!!あたしゃ負けたよ!!」

「君達二人もボケないでよ!!ほんっとうに収拾つかなくなるから!!」

「……あ、待って。何か声が聞こえる」

スープはかなり一蘭っぽいな……」

でも麵部分はカップラーメンの麵ですね……。かなり一蘭ですが、実店舗では無い……余計一蘭に行きたくなります」

「しっかり食レポしてんなおい!!!!!」

「細麵も試してみるかー」

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「やること終わらせると、4層で開かなかったきゅっぷい扉が開くようになります!!」

「既に探索済みの筈のエリアにラスボスがいるの、アツいね~」

「メンツis何?」

「最後ぐらい私たちも冒険したいな~って」

「私も田町君と共闘出来て嬉しい限りだよ」

「俺もっす!!」

「……上野、殺れ」

「言われなくても」

「上野君!!君もそういうキャラなのかい!!?」

「だって目黒……せっかく俺を養子にしてくれたのに、田町さんばっか可愛がって……」

「ギミックは4層の鉄格子ギミックと一緒です」

「あたしのギャルメテオ(チャージ+メテオ)が火を噴くね」

「変な名前付けんな。元々あるコンボだぞ」

「あとスキルが『メテオ』と『雷の連星術』に極振りしてあって、小回り利かないしすぐTP切れるんだよ。もっとバランスよくスキル振ってくれ」

「悪いね、最近の流行りはこうなんだよ」

「そんなこんなで着きました」

「ざ、ざつぅ~~!!」

「まあまあ。次の真祖編も頑張ってね~。おーえんしてっから」

「有難う!!」

 

つづく、つづく